先日、ひょっこり親友Y子が遊びにきました。
10月10日に第二子のLくんを出産して以来、初めて来てくれたのですが、彼女が言うには、
「実は今、Dr.Sからの帰りで」。
えっ? と驚く私。
彼女は常々、彼女の矯正医だったDr.Xの治療に不満足で、私のドクターであるDr.Sにかかりたい、と言っていました。
私たちの共通のFamily dentistであるDr.Aにも、何度か「セカンド・オピニオンを聞きたいのでDr.Sを紹介してくれないか」と頼んだらしいのですが、これがかなわず。
どうしてなのかなあ?
相談を受けたDr.Aは、「セカンド・オピニオンを聞くだけでもお金がかかりますから」などと言って、Y子に何が気に入らないのか聞いたうえで、そのことをDr.Xに伝え、彼女は不本意にもDr.Xにて再度ブレイス・オンすることになってしまいました。
私の矯正が終わりに近づくにつれ、私の歯並びを見てはため息をついていた彼女。
とどめとなったのは、私のリテイナー。
Y子のワイヤー状のものではなく、透明の歯列(トレイ)です。
Dr.Sの説明だと、ワイヤーはもう古くてこのようにトレイだと歯列全体にガシっとはめるので後戻りが少ない、とか。
彼女が訪ねて来る数日前に、電話で小児科についてしゃべっていました。
医者運が悪いY子一家は、Lくんが生まれることだし、小児科も私たちがかかっているところに替えよう、ということになりました。
彼女たちはなぜか私たち一家の医者選びには絶大な信用を寄せています。
電話で彼女は「明日はLの2週間検診なのよ~」と楽しそうに語っていました。
私たちが紹介した小児科グループの中から、まだ若い男性の小児科医、Dr.Tが担当になったのですが、一度彼に会って、Y子夫婦はすっかり気に入ったよう。
その話の流れで、「私の矯正医、Dr.SのオフィスはDr.Tのオフィスのすぐ反対側ですごく近いのよ」と言ったことをY子はしっかり覚えていて、なんと、Lくんの検診後、Dr.Sに直接行ったそうです。
すごい行動力!
そこまでして、Dr.Sに会いたかったのか・・・。
もう、Dr.Aでも埒があかないし、ここは自力で乗り込むしかないと思ったみたいです。
レセプショニストは、「じゃあ、明日はどう?」と言ってくれて、今度はあまりの展開の速さに彼女が驚いたそうですが、早いにこしたことはないので、「行ってきた」とのこと。
Dr.Sの診たては、「これはパーフェクトな仕事がしてある」。
彼女は自分の気に入らないところ---歯茎からの歯の生え際が揃っていないこと、下の歯列が矯正前より受け口気味になっていること---を言うと、ドクターは、
「それは、あごの筋肉のせい」。
歯を動かしているうちに、力のかかり加減で、あごの筋肉が受け口になるような発達をしたそうです。
そして、それを解決するのは「jaw specialist---あごの専門医」。
ドクターは、彼女のfamily dentistであるDr.Aにレターを送り、jaw specialistに会えるように手配してくれることになったそうです。
また、生え際のガタガタは個人差があり、これ以上は治せないらしく、ドクターは「これは本当に良い矯正をしてあるよ」と何度も言ったそうです。
Y子いわく、「こっちの医者って、絶対他の医者の悪口は言わないね。私としては、Dr.Sが『これはひどい! 私がなんとかしましょう』みたいな展開を期待していたのに」。
でも、矯正をもう一度、という選択肢はないけど、jaw specialistに会う、という次なるステップに行けることになっただけでも、前進では?
それにしても、いろんな種類の医者がいるもんだ、とふたりで感心。
彼女はあごの専門医で一体どんな治療を受けるのでしょうか・・・。