イタリアが優勝しましたね、ワールドカップサッカー。
日曜日の今日、お昼前に始まった試合を夫がテレビの前に座って見ていました。
うちのお隣さんは以前から「イタリア人ではないか?」と思っていましたが、このワールドカップ中にそれが正しいことが判明。
イタリアの試合になると、ものすごく盛り上がっていて、この前は平日の昼間に試合だったにもかかわらず、何人かが集まって試合観戦していたようで、大きな声が聞こえていました。
セミファイナルのドイツ戦と今回の決勝戦は週末。
同じチャンネルで見ていたので良く分かるのですが、イタリアが惜しいときとかゴールを決めたときは大声と拍手が聞こえてきました。
これはもう、イタリア人であること間違いなし。
そして、今日の決勝戦。
イタリアが先制されていたフランスに追いついたときは、優勝したかのような騒ぎようだったそうです。
私はまだ寝ていましたが・・・。
でも、とても不思議なのですが、彼らの雄叫びが私たちが見ている画面より、5秒ほど早く聞こえてくるのです。
私たちが見ていたabc放送は、前にスーパーボウルの時、ジャネット・ジャクソンが胸を出してしまうという不祥事があり、大問題になりました。
それ以来、不測の事態に対応できるように、ライブではなく2~5秒ほど遅らせて放送している局が多いようです。
今回もそういうnoticeがあったと夫が言っていました。
ところが、隣のイタリア人が見ている放送はどうもリアルタイムのよう。
その証拠が上記の5秒ほど早いリアクション。
これ、同じ番組を見ている私たちとしてはすごく迷惑でした。
隣の声で試合に何が起こったか大体わかってしまうから。
お隣さんは、イタリアが惜しいときやゴールの時は大騒ぎするけど、相手チームのチャンスのとき、つまりイタリアがピンチの時は一切声を発しません。
ふつう、私たちだったら日本が危ないときはつい声が出てしまうと思います。
「あぶな~い!」とか「何やってんだよ~」とか。
だから、彼らの声が聞こえてくるということは、イタリアが攻めているときなのです。
そして、このストレスが最大に達したのはPK戦のとき。
私たちの画面では、まだシュートを打とうと選手がゴールを見定めているだけなのに、隣から雄叫びが聞こえてくる・・・。
ということは、イタリアがシュートを決めたということ。
そして、今度はフランスがシュートを打とうとしているときに、またまた大声が聞こえてくる・・・、ということはフランスは外したんだな、と分かり、その直後に画面ではフランスの選手がゴールを外していました。
こんな状況でPKを10本見ていると、本当に脱力してしまいます・・・。
彼らは一体、何で試合を見ていたのか、未だに謎。
インターネットかなあ?
イタリアが優勝し、その瞬間、歓喜の叫びが聞こえてきました。
さて、非常に不完全燃焼で試合を見終わり、ゴミを捨てに外に出たら、お隣さんちのバルコニーにはでっかいイタリア国旗が掲げられていました。
そして、家の中ではまだまだみんなの興奮した声がしていました。
ストレスを受けた私たちではありましたが、お隣さんがすごくうらやましかったです。
外国に暮らしていて、自国が優勝したらそれはもう嬉しいだろうし、誇りに思うことでしょう。
もし、日本がもっともっと勝ち進んでいたら、私たちもすごく嬉しかったなあ、と思います。
これは、日本で応援しているのとちょっと違った感覚かもしれません。
いずれにしても2006年のワールドカップ、私にとってはある意味、忘れられないものとなりそうです。