友達が3人、うちに遊びに来てくれました。
日本人がふたりと韓国人がひとり。
元々、私たちは数年前のESL(外国人用の英語クラス)でのクラスメイト。
なんとなく気が合うのでクラスが終了した今でも仲良くしています。
もうひとり、私とすごく仲の良かった韓国人がいるのですが、彼女は去年の夏、ノースキャロライナ州に引っ越してしまいました。
私を含めて3人の日本人は全員、配偶者の企業駐在でここに住んでいるのですが、韓国人(Mさん)の彼女はだんなさん(韓国人)がアメリカ企業に勤めています。
このMさんは、ESLのクラスにいたときは私と同じアパートメントに住んでいたのですが、その後、近所のアパートに引っ越しました。
理由は、多くの人がそうであるように、子供の教育上のこと。
私たちが住んでいるアパートは、小学校、中学校共に非常にレベルの高い学区にあるそうです。
ところが、近々、ここはその中学校の学区から外れてしまうんだとか。
それで、Mさんは子供達がその中学校に行けるようにと、中学校の学区内にあるアパートに引越しをしたのです。
うちから車で5分ほどのところです。
Mさん一家は、グリーンカード保持者でだんなさんはずっとアメリカで働きたいと考えているそう。
だから、引越しをする際に家を購入することも考えたらしいのですが、このあたりは依然として高く、あきらめたそうです。
親友Y子も言っていましたが、このエリアでまともな一軒家を買おうと思ったら、「堅気の仕事についているようでは無理」なぐらい、高いみたいです。
日本人の友達、Iさんの話にはびっくりしました。
良い学区内にあるアパートに学齢期の子供を持った家族が入居するとなると、アパートの管理人は高いrent fee(家賃)を提示するとか。
そして、それは学齢期の子供がいない家族の入居者よりも明らかに高いんだそうです。
それだけ、良い学区内にあるアパートは価値がある、ということのようです。
でも、それで子供がいるからという理由で、高いレントをふっかけられるなんて、入居者としては足元を見られているようで、嫌な感じがするでしょう。
今回、うちのアパートがレベルの高い中学校の学区から外れるとのことですが、もしこれが本当ならアパートにとっても痛手な話なのではないでしょうか。
いろいろとみんなの話を聞いていると、このあたりの家賃は二極分化しているように思います。
古い物件でも学区が良ければまだまだ高く、これといった特徴のないところはものすごく安いというふうに。
そして、人気のないアパートはやはり低所得者が住んでいたり、維持管理費にお金をかけていないのか、アパート内に手入れが行き届いていないように見えたり、でますます人気が落ちていくようです。
学区によって、アパートも明暗が分かれる、といったところでしょうか。