バックアップを取らないうちに壊れてしまった、私のThink Pad。
メールアドレスだけは、なんとか夫・CのPCに送って被害を免れました。
でも、「お気に入り」にしてあったサイトなどは全滅なので、日々、思い出しながらサーチエンジンで検索しては発見し、お気に入りに新たに追加しています。
Think Padからハードディスクをとりあえず取り出して、このDELLにつなぎ、見るだけならできるようにしてくれる、とITの人が言ってくれているので、そのうちThink Padのデータをこちらに移せると思います。
私のお気に入りサイトでe-woman (イー・ウーマン)があります。
ずっと以前、「ニュースステーション」でキャスターをつとめたことのある、佐々木かをり氏が代表で運営しているサイトです。
会員登録すれば、毎週提供される「サーベイ」に投票することができます。
「サーベイ」(survey)とは、調査という意味があり、各界で活躍する人たちが会員にアンケートを投げかけ、それに答えるというもの。
家庭に入っていても、こうやって海外に住んでいても、サーベイの内容について自分の意見を考え投稿することは社会活動に参加している実感があるし、他の人たちの考えも見られて自己啓発になります。
このサイトではサーベイだけでなく、識者へのインタビューなども掲載されています。
(確か、インタビューを読むだけなら、会員以外でも出来たはず)
私が最近、感銘を受けたのは「百ます計算」で有名な陰山秀男氏へのインタビュー。
特に「バブル期、日本全体が眠らない街になった頃から子供を取り巻く環境が変わり始めた」(引用したわけではないので、陰山氏の正確な発言ではありません)というような言葉には、「おお、なるほど、そうかも!」って共感。
食事や睡眠の大切さも述べておられます。
夜の9時過ぎに塾帰りの子供たちが歩いているのは、おかしい、とも。
自分自身を振り返ると、母はいつも私たちに「早く寝なさい」と言っていました。
弟と私を早く寝かしつけて自分の時間を持ちたかったのだろうと思うのですが、私たちは小学生の頃まで夜は遅くても9時には寝ていました!
たまに、布団に入るのが10時ごろになると「明日、ちゃんと起きられるかな?」と心配になったものです。
試験勉強や受験勉強の時でも11時過ぎまで机に向かっていると、小言を言われました。
「普段から勉強していないから、こんなに遅くまでやらなくちゃいけないんだ」とか「早く寝ないと覚えたことも忘れる」とか「風邪を引く」とか。
睡眠を規則正しくたっぷり取ると、脳が活性化されるようですから、私の場合、勉強は苦手だったけどたっぷり寝るように躾けてもらったおかげで、学力低下がこの程度で食い止っているのかな、と思います。
カレッジのピアノ仲間でとっても上手な日本人女性がいます。
彼女は期末にはいつもホールのステージでピアノを弾くのですが、その本番時に最高の演奏が出来るように持っていくためには、「練習を休むことも必要」と言います。
毎日、毎日、根を詰めて練習していると練習中に最高の演奏を迎えてしまい、あとは演奏が乱れることがあるそうです。
あるいは、緊張のあまり、いつも間違えるところがボロボロになったり、間違えないところなのに間違えるクセがついてしまったり。
そんなときは一日、練習をやめてしまうそう。
そして、好きなことをしたりゆっくり休むと翌日、ちょっと上手に弾けていたりすると言っていました。
「睡眠学習って大切よ」と彼女。
陰山氏のインタビューとこの友達の話を合わせると、やはり、夜はたっぷり睡眠をとることが大切なんだなあって感じます。
仕事をしている人たちに、「ストレスを感じずたっぷり眠る」というのは今の時代、難しいことだと思いますが、せめて子供は睡眠最優先で過ごしたほうがいいんじゃないか、と思いました。