今朝はカレッジでした。

朝、8時半からのピアノ・クラスなのですが、11月も最終日の今日(西海岸時間)、朝の空気は冷たく気持ち良いです。


あと、丸2週間後にファイナル(期末試験)があるので、みんな曲が仕上がってきています。

4曲出された課題曲のうち、ひとつに絞り込んで次々前に出て弾き、先生に見ていただきました。


私はこの前の水曜日に弾いたので、今日は他の人が同じ曲を弾いて注意を受けた部分を自分の楽譜にも書き込んだりして「リラックス・モード」でいました。

ちなみに、最終的に私が選んだのは、モーツアルトのソナタです。


私たちの先生は、長年の経験から、あと本人の才能かもしれないけど、その人の持っている実力や能力をあっという間に見抜いてしまいます。

ちょっと弾いただけで、実力がバレてしまうみたいです。


練習してきたけど、前に出て弾いたら緊張してうまくいかないっていうことも分かるみたいだし、全然練習していないってことも、自分の実力より簡単なものを弾いてるっていうのも、なんでもすべて分かってしまうよう。


そして、努力しないことを嫌う人なので、下手でも一生懸命取り組んでいる姿勢を評価してくれます。

そんなわけで、最初はソナチナ(ソナチネ?)でお茶を濁そうとした私ですが、モーツアルトも頑張って練習して、先生に見ていただけるぐらいまで上達しました。


先週、それをアピールしたばかりだったので、今日はのんびりと構えていたのです。


ひとりの生徒が弾き終わって、「Anybody else?」(他に弾きたい人は?)。

ちょっとみんながモジモジしていると、先生は最近弾いていない生徒を指して、「You play !」(あなた、弾きなさい)

その人は「I'm gona play on Friday.」

先生は「OK. I don't forget it. My memory is still working.」(忘れないわよ。私の記憶力はまだいいから。)


その後、なぜか唐突に私の方を見て、「Mama!」

え? 私のこと・・・・ですよね?

「When is your babay due date?」

-----出産予定日はいつ?

「It's January 24th.」

-----1月24日です。

私が答えると、クラスに「おお~っ」という優しげなどよめきが。

ファンタスティック!なんて声も聞こえて、恥ずかしくなりました。


先生は、「調子はどう?」と聞いてくださり、「彼は元気に動いています。私がピアノを弾くとおとなしいんですが・・・」って下手なジョークを交えてみたら、これが結構クラスメイトにはウケました。


私はなんだか自分の妊娠という個人的な話題で、クラスのみんなの時間を割いているってことが申し訳ないような気分でした。

先生が話題をふってきた、とは言え、あくまで個人のプライベイトな話題だし、みんながみんな、子供の話題が好きかどうかなんて分からないし、なかには快く思っていない人もいるのでは?と。


でも、みんな大人なのか、本当に赤ちゃんが好きなのか、私は5分ぐらいイジられていました。


先生が「あなたのことは、しばらくは『Mama』って呼ぶわ」って。


いや、それはまったく構わないのですが、なんだか、ヘンな気分。


家では夫・Cが自らのことを「お父さん」とか「パパ」と言い、帰宅すると「ちーすけ(お腹の胎児)、パパ、帰ってきたよ~」とか、私がちょっとちーすけの悪口を言うと「お母さんはああいってるけど、心配ないよ」などと話し掛けています。


だから、実際に「Mama」なんて呼ばれたのは、先生からが初めてでおおいに照れてしまいます。


それにしても、Mama(ママ),Papa(パパ)って一体何語?

英語でないことは確か。

英語圏では、「Mommy」、「Mom」(お母さん)、「Daddy」、「Dad」(お父さん)って呼ぶし、フランス語では「ママン」、イタリア語では「マンマ」。


以前、隣に住んでいたハンガリー人は、確か、パパ、ママって言っていました。

東ヨーロッパ系の言葉なのかなあ?


謎です。


私はちーすけが小さい時は、マミー、大きくなったらお母さんって呼んでもらいたいなあって思っています。


先生は、「OK,Mama,you play on Friday.」ときっぱり

ええ~っ! 私、金曜日は休もうと思っているのに・・・。

木曜の夜がParents Classだし、金曜はBaby Shower、そして、夜、またParents Classなので、疲れそうだから、朝のピアノはパスかな、とひそかに思っていたけど、これじゃ、休むわけにはいくまい・・・。