おとといも、カレッジの友達とお茶しようとキャンティーンに行ったら、クラスメイトのサミュエルとばったり。
彼は私たちを見つけると、「どこに座る~?」と、すでに歓談体勢。
一緒にテーブルにつき、今回は演歌の話題を避けようとしている姿がありありのKさんは、書道の話を始めました。
そして、「中国では、漢字は右から左に書くんでしょう?」とサムに聞くと、彼は「No.Left to right.Like English。」
そう言うと、かたわらにあったペーパーナプキンの上に、なにやら文字を書き出しました。
チャイニーズとは、漢字をシェアできるからこういう時便利よね~と思いながら、ナプキンに書かれた文字を見ると、そこには「一進森」・・・。
あっけに取られる私たちを見ながら、サムは「このような書き方はしないんだよ。中国では・・・。」と言いながら、その下に今度は「八代亜紀」。
絶対、そっちに持っていくのね、サムは。
その日も派手なオレンジのジャージ姿の彼に、「仕事は何?」って聞いたら、「新聞にコラムを書いている」。
そうだったんだ~。
彼の夢はピアニストだそうで、日々、練習を重ねているようです。
サムは、演歌を上手に日本語で歌い、歌詞の意味まで知っているのに日本語は全然話せないし、単語をキャッチすることもできないそう。
でも、それも当然かも。
私たちが韓国語の歌を覚えて歌えるようになっても、韓国人の会話を聞き取ることなんて出来なさそうだし。
きっと、同じことですよね・・・。