果てしなき道の ど真ん中で | にぶん の いち

にぶん の いち

まっすぐ、ありのままに、

なにも悲しいことなんてないのに

泣きたくなるようなことがある


ぜんぶぜんぶ取り払ってしまいたい

すっと色々なものが剥がれていくように

洗い流してしまいたくなる時がある


でもそんなことをしている時間はなくて

これから まだまだ ずっと


アクセルを踏んで エンジンを蒸かして

走り続けなきゃいけないのに


こんなときはどうしたらいい?



大好きな音楽も聞きたいと思えない

好きだった映画も見たいと思えない

お料理だってする気が起きない


こんな気持ちになるのは早すぎるのに


もっともっと先のはずなのに


こんなところで気持ちを切らしてどうするの

途切れないように紡いでいく

練習期間みたいなものなのにね



先には何があるの、とか

何のためにやってるの、とか

そんなことをふと思って誰かにたずねると


まるで答えがあるかのようにして

人はみんな全うらしい言葉を口にする

わたしもそう思っていた、はずだった


でも、本当にそうなのかな


すべてを噛み砕いて自分のものとして

消化している人が実際何人いると思う?


もっともらしい理由をむりやり飲みこんで

これでいいんだ、あってるんだ、って






それで、本当にいいのかな、


もちろん同じように考えてる部分もあって

頑張らなきゃって毎日言い聞かせてる



でも本当に心の奥底にあるものには

重い重い蓋をして気づかないふり


それで、本当にいいの、?



ってこんなことを書いていたって

結局はわたしも渦にのまれるだけ


なにも見えないなかで

こっちかな、って思いながら走っていても


立ち止まって考えたら

少しだけ見えていた光も消えてしまう


だから


顔を出そうとする疑問や不安や恐れに

必死に蓋をするしかないの


ここはそんな場所なんだもん




でもね、ただただ嘆くのはいやだから


今はこんなことを思っていたって

これを抜けたら絶対に広いところに行ける

って信じているし 確信もしてる



だから今は少し我慢をしてでも

走って 走って 手探りにでも探していく


諦めない 信念は曲げない まだ道の途中