深夜、現場の待機所で水色の作業服を着た僕は、
トラブルを発生した機器の現場対応に従事するため、
上からの指示通り、続く指示を受けるまでの間、
パソコンを眺めながら意識を散漫させていました。
そんな時、日付は変わりました。
またひとつ歳を食った瞬間でした。
紅チャリです。
22歳になったらしい。
22。二十二。弐拾弐か。
ただゾロ目というだけで、
その数自体は2か11か22自体でしか割り切れない融通の効かぬ数。
66や99のように上下逆にすると違う数字に早変わりするような、
ちょっとした感動も持ち合わせていません。
全くもって使い道が見いだせませぬ。まる使えぬ。
二十歳や三十路のような記念碑的年齢では決してありません。
しいて言えば、大学卒業に当たる年齢ですが、
大学進学の道を放棄した我々のような就職組の高専卒にとっては何の意味も持ちません。
人生の単なる一通過点に過ぎない年齢です。
21歳となった昨年に引き続き、またしても1歳、無駄に老けてしまった。
医学的に人体のピークは20歳ごろであるらしいですね。
即ち、それを過ぎた我々は、後は死に向かってひたすら衰え老いさらばえるのみなのです。
嗚呼、なんと虚しきコトか。
先日、酒の席で、「もうすぐ1歳老けます」という話をしました。
すると先輩は、「それは良くないことが起こるよ」と冗談めかしておっしゃりました。
半分忘れかけていたような些細な会話が、ふと脳裏をよぎりました。
老けること自体が良くないことじゃないか。
そして数分後、22歳となって1時間を待たずして、
22歳最初の、仕事上の失敗をやらかすことになるとは、
夢にも思いませんでした…。
端からこれとは。
この上なく前途多難な、1年の幕開けでありましたとさ。
それではまた、明日の更新で。
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