ETS手術を考える前に~手汗で悩んだ経験者からのアドバイス -2ページ目

⑧ETS手術の功罪

そんなこんなで6年ほど、ETS手術の後遺症である
代償性発汗と付き合ってきました。

手と顔の汗はぴたりと止まったままです。
春、夏、秋は基本的に常に身体の上半身で発汗
している状態です。

特に夏場はちょっと外へ出ただけで、ワイシャツは
びしょびしょになります。
そして冬場も、電車内や屋外から建物の中に入った
ときに異常に発汗します。

最初の年は、主にワイシャツの半端ではない
汗ジミが大変でした。
人目が気になって、本当に気がどうにかなりそうでした。

しかし、その後6年経ってだいぶ慣れてきたというか、
代償性発汗との付き合い方がわかってきました。

Tシャツはポリエステル100%、ワイシャツも
ポリエステルが入っていたり、あるいは生地の厚めの綿
であればそこそシミをこごまかせます。
色は白のみで、薄くチェックが入っているものなどが
良いです。

上着は紺のブレザー系ならまずシミは目立ちません。

そして、一方ではやはり手汗と顔の汗がなくなった
ことによるメリットは大きいです。

普通に書類やパソコンに触れますし、
会議や商談などでの顔からの汗がまったくないので、
仕事に集中できるのです。

まさに代償性発汗と引き換えに得たメリット
という感じです。

>> ⑨に続く