REDBABYの四方山話星話 (Epi 93) | redbaby6450のブログ

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おじゃま虫

 

 春の夜空に現れる「春の大三角」、うしかい座のアークトゥルスとしし座のデネボラ

 を結ぶ辺を三角形の底辺と致しますと、三角形の頂点の位置におとめ座のスピカがあ

 りますが、このスピカと対極の位置となります三角形の頂点にりょうけん座の「コル

 カロリ」を見ることが出来ますよ

 この「コル・カロリ」と春の大三角を合わせて、「春のダイヤモンド」とも呼ばれて

 いるんで御座いますよ

 

 うしかい座の名前についての由来には、諸説が御座いまして判然と致しておりません

 が、一説には羊などの家畜を守り呼び寄せる牧夫に由来しているようで御座いますん

 ですよ

 この牧夫が発する声に関連して「喧しい」「騒々しい」などといった意味を成すギリ

 シャ語が由来のようで御座いますよ

 うしかい座につきましては、この近くにはおおぐま座の北斗七星が鎮座しているんで

 御座いますが、この北斗七星を農作業に使います「鋤(すき)」に見立てて、うしか

 い座は、しばしば農夫などとも呼ばれているんで御座いますよ

 

 うしかい座に関する神話ついても色々と御座いますんですが、虫におきましては野尻

 抱影の説が好きなんで御座いますよ

 抱影は、天を支える罰を受けたアトラースに関する神話を紹介しているんで御座いま

 すよ

 抱影は明治時代の生まれで、冥王星の和訳命名者でもあります

 抱影は、19世紀のアメリカ人で「歩く百科事典」と呼ばれた「リチャード・ヒンク

 リー・アレン」が著作の中で述べているアトラースに関する神話を紹介しているんで

 御座いますよ

 

 大神ゼウスが世界を支配した時、ティタン(タイタン)神族の神アトラースは服従を

 拒んだので、ゼウス率いるオリンポス神族と激しい戦争が勃発したんで御座いますが

 10年後、ティタン神族は負けてしまいます

 神アトーラスは、敗れたことによりゼウスから、天を支える罰を受けるんで御座いま

 すよ

 

 アークトゥルスは、「熊の番人」と呼ばれているんで御座いますが、これはお隣のお

 おぐま座の熊を見張る番人なんで御座いますよ

 アークトゥルスは、おおぐま座の北斗七星の柄杓の柄を伸ばしていくと、そこに御座

 いますよ

 アークトゥルスは、日本では「麦星(麦刈星)」とも呼ばれますが、梅雨の時期に天

 頂に上がります

 「麦星」の他にも「五月雨星」とも呼ばれているんで御座いますよ

 

 春の大三角、どうぞご覧あれ