いよいよ明日です | がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

亡き夫のがん闘病記録と、アラフィフおひとり様徒然日記

今日は、夫の前妻との間の娘も来てくれて、棺に納めたいものの確認とメモリアルとして展示したい写真の確認などを行った。


途中、私のスマホになんとなく見たことのある番号だな?と思える着信が。出てみるとビックリ、大学病院の主治医であったK先生。


夫の逝去を知り大変驚かれたとのこと。「もう少し時間はあると思っていました。力が足りず申し訳ございませんでした。何か必要な書類等があれば言ってくださいね。奥様もご自愛ください。」


夫のことは、大勢の重症患者を抱える医師にとってはその中の一人でしかない。しかも自分の手を離れた患者。まさかこのような電話をいただけるとは思っておらず、驚き、気遣いを嬉しく思った。


夜、夫にとって自宅で食べる最後の夕食は、亡くなる数日前に食べたいけれど体が受け付けず食べることができなかった、お気に入りだった蕎麦屋の天ぷらうどん。


実の娘、私の息子、私の3人に「生前、結構面白いネタを残してくれてるよね!喪主の挨拶のネタにつかわせてもらっても良い?」「良いですよ!湿っぽいより笑える見送りにしましょう!」と生前の面白ネタで盛り上がられる中、天ぷらうどんの味はどんなものだったのだろうか。