2024年6月25日午後4時09分


夫、天国へ旅立ちました。


昨日、訪問診療医より「今夜呼吸が止まるかもしれない。」と言われましたが無事一晩乗り越え(呼吸の件は良かったのですが、せん妄がひどくそのおかげで私はほとんど眠れず…)今朝はその旨を医師に相談。


夫、午前中もせん妄がひどく、私はその対応に正直疲れていた。


13:30頃。

SPO2が88まで低下し、呼吸苦を訴え始めたが、

その時はまさかこのようなことになるとは…という感じだった。


ここ数日、トイレに行ったり、体勢を変えた後など一時的にSPO2が下がり息苦しさを感じることはあったが、数分後には回復していた。

しかし、なかなか回復しないため1時間後に来てくださる予定の訪問看護師さんに連絡。偶然にもその直後に訪問診療医より「体調はどうですか?」と電話をいただき、現状をお伝えすると「これから酸素を持ってうかがいます。」とのこと。


医師が到着したのはそれから15分後。この時夫は「苦しい、苦しい…」と言いながらハァ,ハァと短い呼吸を繰り返している。すぐに酸素5リットルを吸入したが苦しさは変わらず、SPO2の数値の上昇も見られない。


「ちょっと良いですか?」と緊迫した表情の医師と私、別室で話をすることになる。


「おそらく肺塞栓だと思われます。救急に行くか、このまま在宅でかの選択となりますが、救急に行ってもまず助かりません。どうされますか?残念ながらご主人、今日いっぱいだと思います。」


なんか話の展開についていかれないんですけど…と思いつつ「在宅で看取ります。」とお答えし、夫のところへ戻るも苦しさは変わっていない。


「苦痛を取り除くため、鎮静し意識を遠のかせます。これからその注射を行います。」


2本の注射をし、途中から目を見開いたまま何も言わなくなった夫。この頃には14:30訪問予定だった看護師さんが医師より引き継ぎを受けており、今朝にはなかったはずだが、お腹に紫斑が多数あることに驚いているとやがて下顎呼吸が始まった。


15:45頃、酸素を扱う業者さんがいらっしゃり、今朝帰宅した私の息子も一緒に諸々の説明を受けていると「いちご大福さん、息子くん来て!」と訪問看護師さんに呼ばれ夫の元へ行くと下顎呼吸が治りつつあった。


「旦那さんに話しかけてあげて。今なら聞こえているから!」と言われ二人でこれまでの頑張りを讃え、感謝の気持ちを伝える。その間に顎の動きが止まった。


わずか3時間で夫が?

これは現実なのか?と思う自分がいた。