おくりびと | がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

亡き夫のがん闘病記録と、アラフィフおひとり様徒然日記




夫、自身のことを色々考えたり、息子の仕事のこともありこの映画を観てみたいと言い出し、 Amazon fireTVでレンタルし私も一緒に数年ぶりに観ました。

かつて葬祭業というのは映画の中のシーンにもあったように、人前で言えない、こんな仕事しかできない奴がする仕事などと忌み嫌われ差別的な扱いもあったのだろうな…と思いつつ、この作品によって、死についての受け止め方、葬祭業に対するイメージが随分変わったのではないかと思っています。


が、ついつい思い出したのが息子が高3の時の担任。三者面談で、葬祭について学べる専門学校への進学を考えていると伝えたところ


葬祭なんて暗いし大変な仕事だよ!ブライダルはどう?ウインク


などと能天気にほざかれたこと。


まぁ、確かに大変な仕事ですよね。綺麗事ばかりではないでしょうし壮絶な場面に遭遇することも多々あるでしょう、しかし暗い仕事だとかブライダルって…絶望(そもそもうちの息子がブライダルってキャラだと本気で思っているのか?)


う〜ん…


ま、考え方は人それぞれなのでこのご意見は親子でスルーしましたニヤニヤ


作中に「死は門だ。」という火葬場職員の台詞があり、私自身も死は旅立ちだと思っているので、その時にどんな人に見送ってもらえるのか、そして、あの世へ帰った時に誰が迎えにきてくれるのかが今から楽しみ(?)なのですが…


旅立ちの時には、心がある人に見送っていただけることを希望します。(本木雅弘さんみたいなイケメンでも心のない人はパスだな…)


そう考えると、おくりびとって誰にでもできる仕事ではないし、尊い仕事ですよね。


(それにしても、本木雅弘さん、山崎努さんの所作が本当に素敵でしたラブ