朝井リョウさんの著書 「正欲」 読了しました。
自分にも「どうせ人に話したってわからないだろう」と思うことはあります。
たとえば、母親が15の時に自殺したこと。
「大変だったねぇ」と顔をゆがめる人もいますが、
そうやって「理解したと見せかける人」を何人も見てきました。
僕がそれによって変わってきた運命もあるだろうし、
「こんなに不幸なんだぞ」と胸を張って言うこともなく、
かと言って、一人で抱え込むこともなく、
そんな過去を乗り越えて、なんだかんだ生きてきたのです。
犯罪もおかすことなく。
今でこそ、こうしてブログなどには書きますが、
当時は周囲の誰にも知られたくはなかったので、
「変わったやつだな」くらいには思われてたでしょう。
この年になるともう、
「無理に理解されなくていい」という境地になりますが、
親に恵まれた人の成功した姿を見た時の敗北感は、
今でもまったく変わりません。
そんな気持ちを、
周囲に少しだけわかってほしいと思うことはあります。


