ゆうわファミリーカウンセリング研究室(臨床心理士・赤坂正人)  

ゆうわファミリーカウンセリング研究室(臨床心理士・赤坂正人)  

こころの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングと公園カウンセリングや里山カウンセリングなどをやっています。

経歴 
1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。
1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 
1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通うが、落ちこぼれる。 
1977年、教員採用試験に落ちるが、家庭裁判所調査官補試験にまぐれで合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、新発田支部で司法臨床に従事するが、落ちこぼれる。 
1995年頃、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 
2008年頃、放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)で学び始め、2014年に大学院を修了。
2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。
仕事  心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メール相談・メールカウンセリング、親子交流の相談・援助などを研究しています。
所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会
論文 「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)、「別れた親子の面会交流についての考察」(2014・放送大学大学院修士論文)ほか 
住所  新潟市西区
mail   yuwa0421family@gmail.com

 2020年6月のブログです

       *

 心理臨床家の氏原寛さんと精神療法家の成田善弘さんが編集された『転移/逆転移-臨床の現場から』(1997・人文書院)を久しぶりに読みました。

 中級者向けの事例中心の本ですが、理論面でもかなり高い水準の本で、じーじなどはまだまだ十分に読み込めていない論文もあります。

 2001年に購入したと思うのですが、購入の動機は若き日の藤山直樹さんと松木邦裕さんの論文があったことから。

 お二人とも、いい論文を寄せられています。

 藤山さんは、「私」の危機としての転移/逆転移、というテーマで、心理療法中の「再演」などの危機の状況の時に、どのくらい事態を読めるかの重要性などについて論じています。

 提示されている事例がすごいケースで、勉強になります。

 松木さんも、難しい事例の中で、転移の占める部分をできるだけ明確に理解していくことの大切さを論じます。

 さらに、菅佐和子さんの論文がいいです。比較的平易な文章で、率直な語りを通して、転移・逆転移について述べられています。

 そんな中で、今回、じーじが一番印象に残ったのが岡田敦さんの論文。

 岡田さんは、「転移劇」というキーワードで、転移・逆転移を事例を通して読み解きます。

 これがすごいです。

 精神分析と劇の関係については、フロイトさんから始まって、いろんなかたが述べており、岡田さんもウィニコッさんや土居健郎さん、小此木啓吾さん、北山修さんらの説を挙げて、説明されます。

 そして、心理療法の中での患者さんの「再演」をよいものに改定していくことの大切さを述べています。

 くしくも、心理療法の中での患者さんの「再演」を読む解くことの重要性が重ねて論じられていた印象を今回、感じました。

 今のじーじの問題意識がそこにあるせいでもあるでしょうし、やはり大切なポイントでもあるからだろうと思います。

 さらに勉強を続けていこうと思います。        (2020.6 記)

     *

 2022年4月の追記です

 文中でも述べていますが、じーじの理解が不十分な状態での感想文で、理屈っぽい、わかりにくい文章になっています。

 今も理解が深まったとはいえないのですが、「再演」とは、じーじの今の理解では、心理療法の中で、クライエントさんがご自分の感情などを言葉で表現できずに、行動で「反復」してしまうことではないかと思います(それで合っているのかなあ?、ちょっと心配。いろんなレベルでの理解があると思います、と少し逃げておきます)。

 そして、「再演」を治療者がきちんと受けとめられると、クライエントさんは少しずつ言葉でご自分の感情などを表現できて、自身の行動の「反復」に気づけるようになる、というのが、今の精神分析的な心理療法の考え方ではないかと思います(まだわかりにくい文章ですね。じーじはもっともっと勉強しなければなりません)。        (2022.4 記)

 2026年6月のひとりごとです

     *

 新潟県知事選挙が終わった。

 原発再稼働に賛成をした現職知事が当選した。

 しかし、それで県民が原発再稼働に賛成したと判断をするのは無理があるだろう(知事や自民党はそう思いたいだろうが、それには論理的に無理がある)。

 県民の支持は約3分の1であり(投票率47パーセントで、得票はその3分の2)、しかも、現職に投票をしたのは知事の仕事全般に関してであり、原発再稼働に賛成をしたわけではない。

 県民が原発再稼働に賛成かどうかはやはり県民投票をしてみないと明確にはならないだろう。

 原発再稼働に関して民意を問う、と明言していた現知事が、県民投票を避けたのは、県民投票の結果に自信がなかったからに他ならない(新潟では以前、東北電力巻原発の住民投票で賛成派が負けた歴史があるので、賛成派はその二の舞は避けたかったのだろう)。

 現知事は県民投票を避け、絶対多数の県議会での議決を選んだが、これはやはり県議会議員の仕事全般に関しての県民の投票を反映しているだけで、原発再稼働に限っての県民の民意は反映していないと言わざるを得ない。

 つまり、県知事が約束をした原発再稼働の民意を問う、というプロセスはきちんと実現されないままに、知事は原発再稼働に賛成を表明し、知事選では原発問題だけでなく、他の仕事も一緒にして、選挙で当選をした、ということになるだろう。

 原発再稼働の民意を問う作業は終わったのではなく、むしろ、これからのプロセスであることを確認したいと思う。       (2026.  6 記)

 2017年6月のブログです
 子どもたちの素朴さとそれを変に利用しないおとなの存在が心地よいです。
     *   
 いつものようにビールを呑みながら夕方のニュースを見ていると、新潟の糸魚川の小学生が自分たちの育てた花を地元の人たちにプレゼントしているニュースが映りました。
 新潟の糸魚川大火(新潟ではこう呼ばれています)から、半年。
 さまざまな復興のニュースが流れる中で、とてもうれしいニュースでした。
 小学生たちが、自分たちでできることを話し合って実行したとのこと、もちろん、先生たちの見守りやご指導があったこととは思いますが、先生たちのご配慮も含めて、とてもナイスなことだと思いました。
 このところ、おとなの政治的なできごとや馬鹿騒ぎなできごとに子どもたちが利用されているかのようなニュースばかり見ていたので、今日の小学生たちのニュースはすばらしいと思いました。
 そういえば、東日本大震災の後でも、子どもたちの素朴な行動にずいぶん勇気づけられたものでした。
 子どもたちの力はすごいです。
 おとなたちは子どもたちの純粋な気持ちを決して変に利用をせずに、その感性を見守ってほしいと思います。
 たまにはやりすぎることもあるかもしれませんが、子どもたちのほうが鋭いかもしれません。
 おとなたちも少しは謙虚になって、子どもたちと一緒に頑張っていきたいものだと、じーじは思いました。      (2017.  6 記)

     *

 2026年6月の追記です

 ずいぶん古い文章だが、あまり色褪せてはいないと思う(えっへん!)。

 中国やロシア、北朝鮮の子どもたちが政治に利用されているのを見ると、気の毒だ。戦争中の日本もそうだった。

 日本の子どもたちは今のところ、二、三の例を除いて、あまりそういうことはないようだが、油断はできない。

 こころあるおとなたちが優しく見守ることが大切だとつくづく思う。        (2026.  6 記)

 こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。

 じーじがやっているメール相談やカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。
 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。
 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。
 ひょっとすると、ご自分がこれまでに気づくことのなかった新しい考えかたや思いや感情などに気づくことができるかもしれませんし、そういうチャンスが得られるかもしれません。
 料金は1往信700円です(小・中・高校生の皆さんは無料、学生さん・未成年のかたは1往信300円です)。
   なお,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかた、学生・未成年のかたは,さらに相談をさせていただきますので,遠慮なくお問い合わせください。ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。
 お問い合わせ,ご相談,ご予約はメール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

     *

 じーじのカウンセリング全般のご紹介です

 こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。

 また、公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどと訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助などもたまにやっています。

 メール相談やメールカウンセリングは、上記の通りです。

 公園カウンセリングなどの対面のカウンセリングのほうは、そろそろ引退も考えていますが、一応、これまでの仕事をご紹介すると、

 公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどは、屋外で行なう個人カウンセリングや親子・夫婦の家族カウンセリング、子どもさんのカウンセリング・遊戯療法などで、近くの公園や自然の中でゆっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。料金・時間は、1回、50分、3,000円で、隔週1回、あるいは、月1回などの間隔で行ないます。

 訪問カウンセリングは、屋内で行なう個人カウンセリングや家族カウンセリング、子どもさんのカウンセリングなどで、ご自宅やお近くの屋内施設で、じっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。料金・時間・間隔は、公園カウンセリングなどと同じです。

 親子交流の相談・援助は、相談はご自宅などで行ない、1回、50分、3,000円、援助はお近くの公園や遊戯施設、あるいは、ご自宅などで行ない、1回、60分、6,000円です。

 カウンセリング、相談・援助とも、土日祝日をのぞく平日の午前10時~午後3時に行なっています(すみません、年寄りなもので、夕方や週末のお仕事が難しくなってきました)。

 じーじのカウンセリングは、赤ちゃんやちびっ子が一緒でも大丈夫なカウンセリングですので、お気軽にご利用ください。そういう意味では、深くはないけれども、現実の生活を大切にしたカウンセリングになるのではないかと考えています。

 料金は低めに設定させていただいていますが、月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかた、学生・未成年のかたは、さらに相談をさせていただきますので、ご遠慮なくお問い合せください。ちなみに、消費税には反対なのと、計算がややこしいので、いただきません。

 お問い合わせ、ご予約は、メール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

     *

 駅の近くに部屋を借りるなどして、本格的にカウンセリングルームを運営するような臨床心理士さんとは違って、じーじはお近くの公園や原っぱ、広場、河川敷、海岸、林、森、里山などの自然の中やご自宅、お近くの児童公園、屋内施設、遊戯施設などでカウンセリングをやっています。 

 ちびっ子や赤ちゃんを遊ばせながら、ちょっとだけ悩みごとを聞いてもらえればいいんですー、というお母さんや悩み多き若者(?)などがじーじのクライエントさんには多いです。

 そういうことですので、お気軽にご利用ください。

 ただ、年齢的に、対面のカウンセリングがだんだんとしんどくなってきているので、少しずつメール相談やメールカウンセリングのほうにシフトしていきたいと考えています。

 よろしくお願いいたします。、

 2026年6月のひとりごとです

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 ニュースを見ていると、株価の乱高下のニュースが毎日出てくる。

 じーじは株に興味がないので、邪魔でしょうがないが、毎日ニュースになるということは見る人が多いのだろうか。視聴率が稼げるのだろうか。

 株をやっている人はもっと専門的な情報を手に入れそうだと思うので、ニュースのターゲットはNISA をやっている人やこれからやろうかと思っている人なのであろうか。

 NISAは自民党政府が進めているので、そのせいもあるのかもしれない、と思ったりもする。

 株価が上がれば、NISAの人気も上がるだろう(でも、もし、株価が下がったら、だれが責任をとってくれるのだろう?)。

 最近の日本人は、苦労をせずに金を稼ぎたいという風潮が強い。

 NISAだけでなく、ポイント、クーポン、割引き、などなど。

 詐欺メールやオレオレ詐欺、さらには、トクリュウなども、その悪いほうへの極端な現れだろうと思う。

 金を得るためなら何をしても構わない、そういう雰囲気が蔓延している。

 いつから、こんな社会になってきたのかな。

 政治がお金まみれと多数の横暴になっているからなあ。

 弱い者いじめも気にしない社会、政治、…。

 しかし、株価で一喜一憂することは、お金の亡者になるのではないか。

 お金より大切にするものがいっぱいあると思うのだが…。         (2026.  6 記)

 

 2019年6月のブログです

       *

 精神科医で精神療法家の成田善弘さんの『精神療法面接の多面性-学ぶこと、伝えること』(2010・金剛出版)を再読しました。

 この本も何回目かの再読で、付箋とアンダーラインが賑やかです。

 しかも、忘れっぽさには自信のあるじーじが、めずらしくところどころ読んだ記憶が残っていてうれしくなりました(?)(自慢になりませんね)。

 例によって、印象に残ったところを一つ、二つ。

 一つめは、精神分析について語っているところ。

 成田さんは、治療が簡易な精神療法で済むならそれでいいし、患者さんのためにもそうすべきとしながらも、精神分析の魅力について、当初、予想もしなかったことを患者と治療者の双方が知ることになる点にある、と述べます。

 精神分析をすることで、患者さんがより深く、自己と他者の関係を知ることになる、と説明されていらっしゃいますが、本当にそう感じます。

 じーじの行なっている精神分析的心理療法では、それほど深い展開にはならないのかもしれませんが、それに近い貴重な体験を積んでいきたいと思いました。

 もう一つは、治療から援助関係への変化ということについて。

 成田さんはいろいろな精神療法を行なっているうちに、治療をするというより、患者さんが一所懸命に努力していることを援助するという姿勢に自身が変わってきた、と述べます。

 上から目線の治療ではなく、患者さんとの協働関係、患者さんの頑張りを援助するという感じがいいようです。

 成田さんの患者さんにより添う姿勢が伝わってきました。

 また、本書では書評も取り上げられていて、じーじがブログでご紹介した精神科医で精神療法家の下坂幸三さんの『フロイト再考』や精神科医で遊戯療法家の山中康裕さんの『深奥なる心理臨床のために』なども紹介されています。 

 成田さんはこう読むのかと、大家の読み方が学べて、勉強になります。

 さらに勉強をしていこうと思いました。       (2019.6 記)

     *

 2022年5月の追記です

 改めて思うのは、心理療法はクライエントさんの自己理解、対人関係の理解の作業に根気強くつきあうことではないかということ。

 カウンセラーができることは、どんな事態が生じようとも、そういうクライエントさんの努力につきあい続けることなのかなあ、と思います。      (2022.5 記)

 2017年6月の日記です

     *

 太田和彦さんの『みんな酒場で大きくなった』(2017・河出文庫)を読みました。

 太田さんといえば、テレビの居酒屋訪問番組でおなじみのおいしいお酒とおいしい料理をこよなく愛する人ですが、本書では同じようにおいしいお酒と料理とそしてすてきな会話を楽しむゲストとの対談集です。

 ゲストは、俳優の角野卓造さん、作家の川上弘美さん、椎名誠さん、漫画家の東海林さだおさん、その他の面々で、いずれも素敵なお酒の吞み方とお話が素敵です。

 じーじは、特に、川上弘美さんと椎名誠さんの大フアンなので、とっても楽しく読ませていただきました。

 みなさん、いわば芸術家のせいか、お酒と料理と会話の楽しみ方がとてもお上手で、じーじもこのようにお酒を楽しみたいなと思うのですが、いかんせん、育ちの貧しさと人生に対する努力が不足しているせいもあって、こううまくはなかなかいきません。

 みなさん、すばらしいです。

 もちろん、太田さんのお酒の楽しみ方、料理の味わい方もいつものようにとても素敵です。

 ただの酔っぱらいでは決してありません(太田さん、ごめんなさい)。

 じーじは最近は年のせいか、酒量がだんだん減り、少し寂しい気持ちになることが多いのですが(もっとも安く酔っぱらえるということでもありますが…)、本書の皆さんを見習って(?)、少しでもおいしいお酒と料理を楽しめるよう、今後、さらに修業を積んでいきたいなと思いました。      (2017.6 記)

     *

 2023年12月の追記です

 じーじの酒量はさらに減りつつあります。

 まずいです(!)。

 昔から、英雄は(誰が?)酒と何とかを好むといいます。

 頑張ります(?)。       (2023.12 記)

 

 2018年6月のブログです
     *   

 伊藤良子さんの『心理治療と転移-発話者としての<私>の生成の場』(2001・誠信書房)を再読しました。
 今年の遊戯療法学会のワークショップでお話をきく機会があり、せっかくなので以前読んだことのある本書を読んだうえでお話をきこうと思って再読をしたのですが、読み終わるまでに少し時間がかかってしまいました。
 じーじの本には2種類の付箋が貼られていて、おそらく2回は読んでいるようなのですが(?)、なかなか難しい本で、今回も結構、難渋をしました。
 それでも、少しだけ、印象に残ったことを書いてみます。
 一つめは、自閉症児は「見ること」へのとらわれがあるのではないかという仮説です。
 自閉症児が「見る」ことに過剰にとらわれて、「もの」に執着し、「人」への対象の移行がうまくできていなにのではないか、ということをいくつかの事例をとおして考察しています。
 なかなかの卓見のように思われます。
 二つめは、ラカンさんの「鏡像段階」の考えを援用して、わたしたちは、自分の存在証明を「鏡像」という「他者」の存在に負うているのではないかということを、これも事例をとおして述べられています。
 この事例をワークショップで詳しくご紹介いただいて、検討しましたが、とても感動的な事例で、伊藤さんの熱いプレイセラピストぶりも感動的でした。
 三つめは、言葉の誕生についての考察で、クライエントの発する言葉をセラピストが真にきくときに、クライエントの言葉は「充ちた」言葉になる、という視点。
 人が言葉を発するときに、それを真にきく他者がいないと、言葉は「言葉」とならないのだ、ということを述べられておられます。
 四つめは、このところ、他の本でも話題になっている、セラピストが生きのびることによって、クライエントを守らなければならない、ということについて。
 伊藤さんは、このことについて厳しくおっしゃられ、それができないくらいなら心理療法を引き受けてはならない、とまで言い切っていて、伊藤さんの覚悟が感じられました。
 まだまだ大切なことがいっぱい述べられていますが、今のじーじの力量では十分にご紹介できないのが残念です。
 今後も臨床経験を積み重ねたうえで、さらに読み返して、理解を深めていきたいと思います。       (2018.6 記)

     *

 2022年2月の追記です

 人が言葉を発するときに、それを真にきく他者がいないと、言葉は「言葉」とならない、というところは大切だなあ、と思います。

 言葉を発しても、周囲の他者にきちんときいてもらえないと、とても苦しい状況に陥ることは容易に想像できますし、クライエントさんには、こういう人が多いように思います。

 その原因がどこにあるにせよ、また、ふだんの人間関係や治療関係に限らず、人の言葉を真にきく他者の存在は大きいなあ、と思います。         (2022.2 記)

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 2026年6月の追記です

 ゲームに熱中する子どもはゲーム機を他者として成長するのだろうか。

 生きた他者との関わりがないと、生きたこころが育たないのではないか、と少しだけ心配になる。      (2026.  6 記)

 

 2015年のブログです

     *

 本棚からまた北海道の本を見つけました。

 渡辺一史さんの『北の無人駅から』(2011・北海道新聞社)。

 4年ぶりです。
 北海道の六つの無人駅にまつわるエッセー集です。
 じーじが特におもしろく読んだのは釧網本線の茅沼駅の文章。
 前回は読み方が浅かったのか,今回もまったく新鮮に読めました。
 いい本はこういう楽しみがあります。
 絶滅寸前だったタンチョウにかかわるいろいろな人々の行ないや思いなどが綴られていて,考えさせられます。
 また,いちどは絶滅をしてしまった新潟のトキなどとの対比についても書かれていて,考えさせられます。
 そして,自然保護や生活や開発,動物との共存など,表面的でない深い思索と地についた取材と考察が見事です。
 北海道新聞は北海道の地元の新聞ですが,なかなか硬派で,北海道に旅行をした時は愛読をしています。
 今後も良い記事と書籍を発行していってほしいなと思いました。       (2015 記)

     *

 2024年1月の追記です

 家裁調査官の仕事をしていた頃、出張で無人駅を利用することが時々ありました。

 無人駅なので、駅前からバスが出ているようなことも少なく、たいていは当事者のお宅まで歩きましたが、雨や雪などの時には苦労しました。

 仕事を終えて、無人駅に戻っても、自販機などがないところもあって、持参の水を飲んだりして、列車を待ったものです。

 しかし、そんな無人駅でも、列車通学をしている高校生が必ずいて、感心をしました。

 無人駅と通学列車は、高校生にとってはとても大切な存在であることを実感しました。

 天気が悪い時などは大変でしょうが、そういう苦労は後で必ず生きてくると思います。

 頑張れ!高校生。       (2024.1 記)

     *

 2026年6月の追記です

 じーじも高校1年の時は宗谷本線の永山駅から旭川駅まで列車通学だった。

 当時、宗谷本線には1日1往復だけまだ蒸気機関車が走っていて、朝の通学列車がちょうど蒸気機関車だった。

 永山駅は無人駅ではなかったが、待合室では高校生は男子と女子がきれいに分かれていて、お互いを意識しつつも話をするようなことはなかった。

 青春だったねぇ。        (2026.  6 記)

 

 こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。

 じーじがやっているメール相談やメールカウンセリングのやりかたは、お互いにメールをもらってから1週間程度の期間を置いてメールの返信をするというのが第一番の原則です。

 悩みごとや困りごとで苦しんでいらっしゃるかたには少し大変かもしれませんが、往復で2週間程度の間にお互いの考えや想いや感情がじっくりと「熟成」するような感じがします。

 そういう方法で、ご自分のこころのありかたや考えかたや気持ちの状態を、ゆっくりと見つめなおしたり、考えなおしたり、感じなおしたりしてみたいという人にはよい方法ではないかと思います。

 ひょっとすると、ご自分がこれまでに気づくことのなかった新しい考えや思いや感情などに気づくことができるかもしれませんし、そういうチャンスが得られるかもしれません。

 料金は1往信700円です(小・中・高校生の皆さんは無料、学生さん・未成年のかたは1往信300円です)。

 なお,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかた、学生・未成年のかたは,さらに相談をさせていただきますので,遠慮なくお問い合わせください。ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。

 お問い合わせ,ご相談,ご予約はメール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

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 じーじのカウンセリング全般のご紹介です

 こころの悩みごと相談で、じーじ臨床心理士がメール相談やメールカウンセリングをやっています。

 また、公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどと訪問カウンセリング、親子交流の相談・援助などもたまにやっています。

 メール相談やメールカウンセリングは、上記の通りです。

 公園カウンセリングなどの対面のカウンセリングのほうは、そろそろ引退も考えていますが、一応、これまでの仕事をご紹介すると、

 公園カウンセリングや里山カウンセリング、海岸カウンセリング、原っぱカウンセリングなどは、屋外で行なう個人カウンセリングや親子・夫婦の家族カウンセリング、子どもさんのカウンセリング・遊戯療法などで、近くの公園や自然の中でゆっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。料金・時間は、1回、50分、3,000円で、隔週1回、あるいは、月1回などの間隔で行ないます。

 訪問カウンセリングは、屋内で行なう個人カウンセリングや家族カウンセリング、子どもさんのカウンセリングなどで、ご自宅やお近くの屋内施設で、じっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。料金・時間・間隔は、公園カウンセリングなどと同じです。

 親子交流の相談・援助は、相談はご自宅などで行ない、1回、50分、3,000円、援助はお近くの公園や遊戯施設、あるいは、ご自宅などで行ない、1回、60分、6,000円です。

 カウンセリング、相談・援助とも、土日祝日をのぞく平日の午前10時~午後3時に行なっています(すみません、年寄りなもので、夕方や週末のお仕事が難しくなってきました)。

 じーじのカウンセリングは、赤ちゃんやちびっ子が一緒でも大丈夫なカウンセリングですので、お気軽にご利用ください。そういう意味では、深くはないけれども、現実の生活を大切にしたカウンセリングになるのではないかと考えています。

 料金は低めに設定させていただいていますが、月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかた、学生・未成年のかたは、さらに相談をさせていただきますので、ご遠慮なくお問い合せください。ちなみに、消費税には反対なのと、計算がややこしいので、いただきません。

 お問い合わせ、ご予約は、メール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

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 駅の近くに部屋を借りるなどして、本格的にカウンセリングルームを運営するような臨床心理士さんとは違って、じーじはお近くの公園や原っぱ、広場、河川敷、海岸、林、森、里山などの自然の中やご自宅、お近くの児童公園、屋内施設、遊戯施設などでカウンセリングをやっています。 

 ちびっ子や赤ちゃんを遊ばせながら、ちょっとだけ悩みごとを聞いてもらえればいいんですー、というお母さんや悩み多き若者(?)などがじーじのクライエントさんには多いです。

 そういうことですので、お気軽にご利用ください。

 ただ、年齢的に、対面のカウンセリングがだんだんとしんどくなってきているので、少しずつメール相談やメールカウンセリングのほうにシフトしていきたいと考えています。

 よろしくお願いいたします。

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 ねこちゃんと遊びながらのメールカウンセリングは、こころものんびりゆったりしそうですね。