バイク de 西方見聞録!

 episode 13.出雲からの帰宅

2023.10.8


ツーリング最終日。

(と言っても気が変わった時の為に明日は予備日。)


自分にとって謎の雲南市、

何処か見どころはないか?検索するが、

今ひとつ食指に触れる物が見出せず。


それにも増して

気になっていたお天気の崩れが天気予報で鮮明に。


と言う訳で、

本日は撤収の日となりました。

見たいと思った所は全て見たし、

期待以上の感動もあって満足。


先ずは、

昨日のツーリング終了地の出雲大社まで戻る。


日本海に沿ったツーリングの拘りです。


ここから

ひたすら一般道を東へ。


米子まで行ったら、

あとは高速に乗って帰ります。

米子までは昨年夏にバイクで来ていますからね。


先ずは見えて来たのは1年ぶりの宍道湖。

雲が掛かって幻想的ですね。

昨年のお盆休みに奥さんと車で訪れた時には

対岸を走りました。


その1〜2週間後にバイクで来たときは、

米子止まりで宍道湖までは来ていません。


前回も今回も水の透明度は今ひとつ。


天気がヤバそうでしょ。


1年ぶりの松江城。

昨年夏に訪れたので、

今回は眺めるだけで素通り。


松江城って、

近づくと樹々に覆われて天守閣が見えづらくて

遠くから眺める方が美しい城です。


松江の城下町は風情があって、

とても気に入っていますね。

友人に『山陰でオススメの町』を尋ねられた時に

松江と答えておりまする。


温泉に浸かって、夜の町を散策して、

高級魚『ノドグロ』を食べたいものです。

(昨年はラーメンで済ませちゃったので笑。)


米子市街から見た大山。


松江から米子に近づくにつれて、

独立峰の美しいシルエットが見えて来た時には、

ちょっとした感動でしたね。


シルエットが徐々に大きくなって来ると、

テンションも上げ上げになって来ます。

昨年はこの大山をバイクで走ったのが

とても良い収穫でした。


この時点で 10:30。

給油しているとパラパラ小雨が。

予報より早い!


元々の予定では、

境港に立ち寄ってお気に入りの寿司屋で

寿司ではなく『粗汁』を頂いてから帰ろうと。

そんな風に考えていたのですが、

寄り道は辞めて速攻で帰路に着きました。


米子道に乗るとひたすら南下。

山越えのコースは気温も下がり、

夏用のグローブでは手が冷たい!


岡山に入り、中国道に乗り換えると

寒さが柔いできましたよ。

この時期の山陰と瀬戸内では気候が違うのを

身をもって体感した気分です。


途中のサービスエリアで

『津山ラーメン』なるものを食す。


特徴のない醤油豚骨ラーメンですが、

冷えた身体には丁度良かった。


『津山』って地名が記憶された。

帰ったら調べてみよう。


中国道の一部のサービスエリアで有効なスタンプカード。


最近では珍しい超アナログなカードだが、

500円毎にスタンプが貰えて10個で1,000円分。


つまり、

5,000円の投資で1,000円の配当。

利回りなんと20%!


有効期間が1年間なので、

中国道を使う機会の多い人には嬉しい企画。


一方、旅行者を呼び込むには、

スタンプ5個で特典が貰える様にしないとね。

もう一度家族で来たら貯まるねってしないと。


サービスエリアのバイク置き場。

レインウェアを脱いで掛けてあるバイクが見られる。


いつザザッとくるか分からない空。

高速道路では路肩に停めて着替えるって出来ないからね。


自分もここからはフル装備。

夕刻の冷え込みに備えてフリースを着込んで、

上下レインスーツ着用。


残り200km、3時間は一気に走るつもり。


残り100kmを切った頃に本格的に雨が降って来た。

決して強い雨ではないが100kmで走っていて、

雨粒を身体で受けていると大降りに感じる。


今朝、天気予報を色々調べて、

雨の中を走るのは残り100kmだけにしたいものだ

と思っていたので、

偶然かも知れないが狙い通りだった。


6:30に朝食を早めて早く出発したのも、

境港の粗汁をパスしたのも正解だった。


粗汁は心残りだが、

米子から境港へ往復すると少なく見積もって1時間。

粗汁の為に1時間長く雨の中を走るかと言うと、

それは絶対にない(自分の場合)。

楽しいどころか修行になっちゃうからね。


17:00頃、大津に帰着。


とても充実した、記憶に残るツーリングでした。

昨年夏〜今年春〜今回で日本海に沿って走ったルートは、

下関から敦賀まで繋がりました。


個人的な楽しみだけれど、

目標達成できたのが嬉しい!


このルートの為に、

山口県の南部、瀬戸内側の名所を切り捨てています。

実は周防大島や錦帯橋も訪れてみたかった。


阪九フェリーを使うと、

寝ている間に門司まで運んでくれる。

(しかもビジネスホテル1泊ちょっとのお値段。)

非常に旅程が組みやすいと分かったので、

また機会はあるでしょう。


旅はつづく、流れる雲のように。