腺様嚢胞癌にかかって その後3 免疫療法への挑戦! | 折々

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日々感じたこと

復習すると腺様囊胞癌、その後2 で書いたように、陽子線治療でも完全に消すことができず、BNCT治療を受けましたが、おもわしくなく、癌は小さくなっていると言うことで、手術に踏み切りました。2021年6月に手術。その後陽子線治療を受け、手術で残った癌の押さえ込みを狙いました。2022年になり、顔面の右半分に痛みが出るようになり、MRI検査PET検査をしましたが、再発の可能性が大だと言うことでしたが、南東北総合病院の村上医師は、有効な治療法がわからないとのこと、私は知人の勧めで公文書新書「光免疫療法」を読んで、これではないかと思って、村上医師にセカンドオピニオンで光免疫療法に当たってみたいと申し出て、OKをいただき、東京都立がん検診センターで、受けられることが解り、セカンドオピニオンの紹介状を持って都立がん検診センターに行きました。しかしココの医師からは、光免疫療法は腺様嚢胞癌には効果がないと言われてしまいました。大変なショックでした。最後の望みと持っていたのですから。医師に食い下がって、では他の効果のある療法はないのかと聞きました。免疫療法はいくつかあり、効果が望まれるというので、療法を受けられる病院を聞くと、ココの病院でも良いが、あなたの自宅に近い方が良いだろうと北里病院の名前を挙げてくれました。

 村上医師に相談し北里の耳鼻科に紹介状を書いてもらいでかけました。北里ではキイトルーダによる治療を受けることに決まりました。

 この治療法は、簡単に述べると、がん細胞は自分が生き残るために癌に対し免疫を働かせるT細胞に対し免疫機能にブレーキを掛けるタンパク質を製造する、T細胞はそれを受け取ると不活性化してしまうので、これを受け取らないように阻害するキイトルーダを体に注入しT細胞ががん細胞を攻撃(免疫)を復活させると言う治療法です。

 この治療の問題点はキイトルーダが、免疫構造に変化を加える物なので、いろいろな副作用があり、命に関わる甚大な副作用に 繋がる可能性があると言うことです。それを覚悟の上で治療を受けて欲しいと言われました。治療は3週間に1回の静脈点滴を繰り返す事になります。入院の必要はなく家から通いで行われます。

 この治療に耐えられる体で有ることを信じて、来週から治療を開始します。

 今現在の症状は、顔面の痛み、それが原因と思われる鬱情態です。抗うつ薬と痛み止めをいただいて今は耐えています。

 今後どうなるかは心配ですが、このブログでその後は報告いたします。