福島集団疎開裁判 高裁が「郡山は危険だ」と認めたのに却下判決! | 折々

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日々感じたこと

小出裕章さんコメントが出たので紹介します!

柳原(弁護士)様
 「疎開裁判」判決頂きました。
 私は昔から裁判には期待しないと発言してきましたが、改めてその思いを深くしました。
 判決は、直ちに影響が出るものではないと言いながらも,低レベル放射線被ばくの危険そのものは認めています。そして、学校だけ変わっても地域で生活する以上は年間1ミリシーベルトを超える被ばくをしてしまい、避難,移住をする以外にないと結論しています。
 子どもを年間1ミリシーベルト以上被ばくさせない為には郡山をふくめ、汚染地から逃すしか方法がありません。そうする責任が国にはあると思いますし、そうゆう主張もしてきました。
 それなのに、年間1ミリシーベルト以下にしたいのなら逃げるしかなく個人の力では逃げられない訳でもないのだから、訴えに理由がないとしています。
 問題は、子ども達に被ばくを強いている責任が汚染地に取り残されている個人にあるのではなく、国にこそあると言う事です。
 それを問題に出来ない裁判とは国家の奴隷のような物ですね。


 年間1ミリシーベルトを超える被ばくが子供達の健康に影響することを認めながら、国の責任放棄は糺さない、この判決に怒りを禁じ得ません!


 安倍政権は、原発を再稼働させようと、フランスからの核燃料輸送を始めました。巨大地震が予想される日本が原発を使い続ければ、次の原発事故は必至です。既に安全な原発などないと言うことは、福島原発で分かったのにまだ、日本の地に空白の地を作り、何万にもの人に故郷を土地を家を仕事を失わせる危険を背負わせようとしています。一日も早い原発からの撤退を求めます。