9月の中旬に例によって、夏季休暇を取り、旅行に行くことにした。

当初、九州・沖縄を狙っていたが、コロナを配慮し、近場にした。

長野・山梨・静岡の順にめぐることにした。

初日の長野について書きたい。

 

長野での旅の目的は24時間テレビのドラマの題材になっていた戦没画学生たちが描いた絵

を集めた「無言館」に興味を持ったからである。

 

【善光寺】




無言館の前に、有名なパワースポット「善光寺」に寄った。

お寺に行くのは久々だ。大仏様にお祈りし、お戒壇巡りをすることにした。

真っ暗な地下に降りて、極楽の錠前に触れることが出来れば、良いことがあるそうな。

最低限の明かりはあるが、まさに真っ暗で、右手を壁に触れながら進まないと道がわからないほどだ。

錠前(?)に触れることはできたと思うが、物が見えない暗闇というのは想像以上に怖い。

現代では意図的に暗闇を作らないと、体験できないだけに、新鮮だった。

 

あと、閻魔様も祀られていた。

閻魔様の怖さとかっこよさを併せ持ったところは好きです。

お祈りし、閻魔様のおみくじを引いた。

結果は「凶」。ガーン

甘えを捨てろ。他力本願になるなと叱られてしまった。

「凶」を引いた人向けに「凶滅」のお守りなるものがあったが、

こういうお叱りは嫌いではなく、何より好きな閻魔様のお言葉をなかったことにしたくないと思い、

買いませんでした。

そんなものを買うより、母親の為にお守りを買うほうが良いと健康長寿のお守りを買いました。

あの世に行ったとき、閻魔様の浄玻璃の鏡には私はどのように映るのか。

地獄に落とされるように生き方はしていないと思うが、自信がない。

 

最後にお蕎麦屋に寄り、ざるそばを食べた。

しっかり腰のあり、つるつるの麺に、つゆもおいしい。七味唐辛子を入れると、香りが付き、

なお美味しい。なにより感動したのが蕎麦湯だ。

初めてざるそばの本当の食べ方を理解した。そばだけで腹を膨らませるのではなく、

蕎麦湯で割ったそばつゆも頂くことで、腹いっぱいにするというのが私の中では、

面白いと思った発見だ。無駄がない。まさにSDGs!。

 



【無言館】



続いて、上田市の「無言館」に行くことにした。

山奥にあり、車がないといけない場所にある。

ドラマで見かけた絵もあるが、本物を見ると、すごいなと思った。

何度かプロの画家の個展を見に行ったことがあるが、絵は普通にうまいがそれだけでなく、

それぞれが美しいと思ったものを本気で描き、想いのこもった絵というのが素人の私にも分かる。

それは日常の一風景だったり、家族だったり、裸婦だったりと様々だ。

どれも共通しているのは金の為や世間の為ではない、自分が想う誰かのための絵。

来てよかったと思う。こういう美術館はあっていいと思う。

プロが売るために描いたり、世間に表現したい絵とは違う趣がある。

また寄れる機会があれば行ってみたいと思う。

 

【中島弓具店】




弓道アニメ「ツルネ」に出てくる弓具屋さんのモデルになっている店です。

なるほどアニメの雰囲気そのまま。

弓道やっててよかった。弓道やっていなかったら入りにくいだろうな。

弦でも買っていこうかと店内を物色し、

私がいつも利用している弓具屋では見かけない書籍を発見。即買い。



結構、書籍が豊富。弦の種類も豊富でした。

聖地巡りとして寄ってみたが、弓道やってる人にも(当たり前だが)おススメの店です。

 

長野来てよかった。さて次は山梨へ。