先日、講習会に行きました。
今回は体配についてがメインだった。
参加人数が20名ほどで、たくさん見てもらえましたが、なかなか疲れました。
だが得るものも多かったです。
以下、体配・射技について指導されたこと、自分の注意点を一緒に書いていきます。
■全体
・射法八節だけでなく、各動作にも残身が存在する。
■歩き、立ち姿
・曲がる際には小幅にすると、きれいに見える。
・曲がる際は腰から曲がることを意識する。足の運びがL字(T字ではない)になるようにする。
・立ち姿において、へそを丸めるように(胸を張らず、でも屈まずくらい)して歩けばきれいに見える。
・足踏みの際は足の後ろを張るようにする。
■執弓
・矢の向きが弓
・執弓の姿勢では腰の真横ではなく、腹に近い場所に拳を置く。
・弓倒しの際も上記、執弓に戻すことを意識する。
■射位での動作
・1射目を終えた後、矢を持ち替える際は左手に矢の板付を持った後、弓のすぐのところに右手に矢をつかみ、
右拳を腹に沿って(切腹するように)腰の方に戻す。
・矢を番える際は矢が床に平行になるように意識する。
・大前の時に弦音の聞き取りがわからないときは、振り向かず、審査員が指示するのを待つとよい。
・跪坐から立ち上がる際、腰が落ちないようにする。息を吐いて立ち上がるとよい。
■入場、退場
・審査会場が大きく、絨毯の敷居と戸の敷居が存在し、絨毯の敷居(審査員から見える位置)から始める際は、
整列している段階で、すでに始まっているつもりで挑む。
また、はじめは絨毯の敷居から末はず(弓の先端)が出ないようにする。
入場して、国旗に礼をする段階で、末はずが前中心に来るようにする。
・退場の際に礼がきっちり終わってから、歩を進めること。各動作の残身を意識する。
・敷居をまたぐ際は右からまたぐ。
・退場の際は右足から始まり、右足で止めることを意識する。
・退場の際は一歩目から右斜めに出るのはなく、手前へ歩き出し、大前の足踏みの右足に向かい、進んでいく。
■射技
・引き分けの際、馬手が耳の後ろを通るようにする。(引き分けが小さい。)
・離れの際にゆるみが出ないようにする。残身にて腕が下がってしまわないようにする。
体配において美しくに見せるにはという、弓道における重要な要素を学べた。
今までの講習会で一番有意義でした。
今回、公園の弓道場で行われた。桜が舞い散る中で、見物人もいる中での講習会は風情があり、
講習会というよりも射会のような風情だった。
的に当たるたびに「オーっ」と声が出るのはかなかな気持ちのいいものだった。
改めて弓道は人に見せる芸事なのだと感じ入りました。