恋の記憶8 | atk2956-teamの世界

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田舎の働く主婦です。子供あり。自由気ままに日常を綴って行きたいです。

遠い記憶…


仕事に明け暮れていた若い私

仕事が楽しくて仕方無かった


3ヶ月前に当時の彼と別れたのも

私の忙しさですれ違いが増え

転職しろと言われて

大喧嘩になったから


周りの仲間達が続々と

結婚して行く中で

不思議と焦りは無かった


出張先のリゾート

有名ホテル内のレストラン


同席して食べた男性の同僚と

明日の打ち合わせも終わり

最近終わった恋の愚痴や

反省なんかを聞いて貰っていた


同僚だが

年は彼の方が5つ上

私よりずっと頭が良くて

職場ではいつも何かと助けてくれていた

とても優しい人で

彼を悪く言う人は

周りに誰一人として居なかった



テーブルのワインも無くなる頃…

「宜しければ僕とお付き合いして頂けますか?」

突然の告白

酔いも一気に覚めた


聞けば入社時から気になっていたとの事

彼氏も居たし無理だろうなと

同僚でも近くに居られるなら良いやと

そんな気持ちで

ずっと私を見つめてくれていた


自分なら仕事にも理解はあると

私の今までの人生や恋

家族や仲間達の話をいつも聞いてきたから

私の歴史を丸ごと受け入れて

ずっと一緒に居られると

少しでも

恋愛対象として見て貰えるなら

付き合って欲しいとの事


ドキドキしながらも

穏やかな時間が流れていた


きっとこの人と居る時は

こんな癒しの空気感に包まれるのだろうと

最初から感じた


争いや人に嫌われる事とは無縁な人

戦わず自分の身を楯にして

全てを守ろうとする人

ずっと私の側に居てくれる人…




確かにその通りだった

あの日の遠い記憶が

まるで昨日の様に思わせる様な

穏やかな時間



家族になり

親になった今も



彼は変わらず

私の隣に居る…



恋の記憶は

家族の記録に変わり

ゆっくりと時を刻む


日々増えて行く思い出を綴るのが

今の私の最大の楽しみです…