つい最近、職場で同僚に、「私のことバカにしてる?」
と突然言われた。

何のことを言っているのかわからなかった。

話を聞いてると、どうやら私が仕事のことで、こうしたほうがいいんですよね、とその人に言ったことが、悪い意味でとらえたらしい。
仕事ができないと思われている、と思ったらしい。

彼女にとっては、それぐらいわかってるわよ。ということらしかった。
丁寧に言い過ぎたのか?私の本心にその意図があったのか?
バカにしているつもりもない私は少しイライラした。

それからよく見ていると、彼女も他の人に自分が腹を立てた私の言葉と同じことを言っていた。

言われた彼はさすがに彼女よりずいぶん若いので、何も言い返したりしてなかった。

私は、なぜ「ばかにしてる?」という言葉を引き寄せたのかを考えた。

実は私が最も言われたくない言葉なのだ。

自分はバカなのは知っている。それを人にばれるのが怖い。そして直接言われたらどうしようも、劣等感を感じたり、イライラしてしまう。

私は松田サリー先生の教えで、バカ(本当のバカという意味ではなく、勉強ができないバカという意味)を一旦認めること。その方が本来の能力を生かせるのだと聞いた。

私は頭が悪いことを子供の頃から知っていた。でも学校では成績がいいほうが誉められるので、頑張ってきたが、人には限界がある。

バカでもいい、と認めることができていたら、どんなに楽だったか。

克服するのに教えていただいた言語をずっと言っているが、「バカにしてるの?」と言われた時に、まだまだだな、と思い、言語を言っている。

バカだと認めないと、できない自分を認められないなら、自分がどうにかなってしまう。

もっと自分に優しい捉え方をしてもいいのだと学んだ。