幼稚園、中学校、高校
ほぼ毎日、母親にお弁当を作ってもらっていた。
(小学校の時分には給食があったため、イベント事のときだけだったけど)
苦手な食べ物はある。
しかし、出されたものは苦手でも残さず食べる。
これは物心ついた頃(おそらく幼稚園の頃)からの自分の中の決まりである。
そう決めていても、お弁当を残してしまったことが3回だけある。
1回目は、幼稚園の頃のことだ。
忘れもしない、かぼちゃ、だ。
あれは完全に腐っていた。
夏のことである。
家に帰ってからお弁当の中身を見た母親に「あれ?残したんだ」といわれたことをよく覚えている。
しかし、なぜかものすごく不味かったことをいえなかった。
あの頃の自分には、まだ味覚に対する自信がなかったんだ。
2回目は、中学生の頃である。
あのときは弁当が腐っていたわけではない。
恋である。
恋をすると、食欲が低下することをこのとき初めて知った。
ちなみに、恋した人は芸能人である。
某バンドグループのベース担当の女の子だ。
3回目は、高校生の頃である。
このときも弁当が腐っていたわけではない。
弁当だけでなく、食事が全く喉を通らない。
食事が喉を通らないほどの○○とはこのことなのかと、しみじみ感じた。
これもまた恋である。
このとき恋した相手は同級生だ。
中学のときの恋の相手が芸能人だったから、実質このときの恋が、いわゆる『初恋』だ。
今日から放送開始した『金田一少年の事件簿NEO』を観ていて、
なんとなく、自身が高校生だった頃のことを思い出していた。