どんなに悲しくても
どんなに寂しくても
自分の中の時間が止まったままでも
今を生きていく理由を見つけられなくても
おばあちゃんがいない世界なんて
そう思っていても
日常は止まることなくいつも通りに進んでいく
朝が来て夜が来ての繰り返し
ただただ自分もそれに従っていく
どこで何をするのも
どこへでも気兼ねなく出掛けられる
自由にできる時間は増えたけど
だけど意外と何もしないものなんですよね
時間が経つにつれて
涙することも徐々に少なくなってきました
(納骨以来 人前で泣くことはしなくなりました)
悲しみが消えたわけでも
寂しさがなくなったわけでもないけれど
『おばあちゃんは幸せだったね』
周りの方々にそう声をかけてもらいましたが
自分自身は全然そう思えなくて
まだまだできることは沢山あった
もっとこうしていればと思うことも
一緒にしたかったことも
介護をやった やりきった
生きているうちはそう思うことはないでしょう
自分があの世に行って
おばあちゃんから直接聞くまでは
介護してきた理由
おばあちゃんのため?
育ててきてもらった恩返しのため?
仕事を辞めて家にいる 私の役目だから?
後悔が残らないようにするため?
色んなことが頭の中を巡っていくけれど
感謝なんてされなくていい
称賛なんてされなくていい
ただただ私がそうしたかったから
約10年の在宅介護
たくさんのことを学ばせてもらって
介護に関する色々な経験をさせてもらいました
その知識は私の大切な宝物
今もそのことが大いに役立っています