色々な検査が始まった。
レントゲンは、もちろんの事。
手、足の湿疹についても皮膚科の先生に診て貰った方がいいという事で、皮膚科にも回された。

そして、又、問題が起きた。
私は、ここのおじいちゃん先生推薦のステロイドの調整がとっても上手な先生を紹介して貰って、その先生を一応、信頼して検査入院を承諾した筈だったが、入院すると
病棟の担当の先生は、違う先生になるらしかった。

勿論、外来で担当してくれた信頼出来る先生も全体的には、その病棟の先生と連携しているらしのだが。
病棟で担当してくれる先生は、まだ若い女の先生で、正直、失礼だが大丈夫だろうかと言う印象だった。

私の予想では、入院して検査が済んだら、
さっさと薬が決まって、今の両肩や首の痛みが少しでも改善されるものと思っていたのだが。

検査が進まない。
まず、MRIの予約すら、直ぐに取れない。
骨シンチという骨の状態を把握する検査の予約も1週間後という状態。
検査入院が決まった時点で、ちゃんと予約してあるものと思っていた。

後で思った事だが、担当の若い女先生は、
まだ病院の検査機関に顔が効かないので、予約を優先して入れられないようだった。

入院はしたものの、日にちばかりが過ぎて行く中で、身体の状態も何も変わらず痛いままで、私の苛立ちは、遂に爆発した。
本来なら、入院した時点で何か文句が言えない状態になるのかも知れないが、自分の身体の状態の良くならないのも、担当医が違うのも納得できないと看護師さんに訴えた。

すると、直ぐに外来で診てくれた信頼出来る先生が説明に来てくれた。
私も頭にきていたので、かなり失礼な事を言ってしまった。
「客寄せパンダみたいに外来で優秀な先生が診て、入院したら、先生変わるって、どーいう事ですか」今、思えば、ホントに失礼な奴だ。。。

後で分かった事だが、この信頼出来る優秀な先生は、部長さんだったらしい。
冷静に考えれば、おじいちゃん先生がわざわざ紹介してくれるくらいの先生だから、偉い先生だったんだね。
なので、凄く忙しい先生だから、基本的に
入院病棟は、違う先生に委ねて、状態の把握だけはしてるようだったが入院に当たっての自分の説明が不十分だった事の釈明を
きちんとしてくれた事と担当医と自分との連携は、毎日あるのでそこは、心配いらないという説明だった。

その話しの中で、検査途中なので、まだ、
はっきりとは分からないが、SAPHO 症候群か他の病気の疑いもあるので、それも含めて検査を勧めていくという説明を受けた。

他の病気?
一体、どういう事なんだろう。。

病棟の担当の若い女の先生は、毎日のように病室に訪ねてくれて、SAPHO 症候群って最初に病名がついた時の身体の状態やその診断をした、あの偉い教授先生の病院の名前を聞きに来てメモしていった。
思いつくと消灯前でも朝でも構わずに訪ねて来て、色々と聞いていった。
とっても熱心な先生だった。
私も若くて女の先生だったのと偉ぶった様子もなくて、何でも気軽に質問や思っている事を素直に先生にぶつける事ができて返って良かった様な気がしてきた。

ホントに私って身勝手だな。。

若いから大丈夫?って思ってたくせに、毎日熱心に話を聞いてくれて、色々と調べたりしてくれたりしてるのを見たりしたら、この先生、本当に将来いい先生になるなぁ〜と思い始めた。

朝から夜まで病棟にいるし、各病棟の担当の患者さんを一人一人訪ねて、話を聞いてるし。。。
その患者さんの話を聞こうとする当たり前に見える姿勢が今の大学病院の先生には無い。

以前に父の付き添いで大学病院の外来の担当した若い先生なんかは、父の話を全く聞いてないのに「◯◯さんのいう事は、ちゃんと聞いてますよ〜〜OK、OK」と言って全然聞こうとしないでスルーしていたのを思いだす。
まあ確かに父の話も当てにならないけど。

最近は、こうやって、外来に出て、高齢者の患者さんの対応に慣れる練習してるんだと思ったくらいだったので、患者さんの話を日々聞いて歩くなんて、当たり前の事の様で当たり前じゃなくなっている時代だと思っていた。

今時の先生って、中々、こんな先生いないんじゃないかな〜
もしかして、あの◯◯医療センターの若いヤル気先生の女タイプ?

きっと、どこかにいる!!筈って探し続けた
私の追い求めていた理想の先生出現か。。