世界的人気を誇るアクションスターである58歳のジャッキー・チェンが、最新作『Chinese Zodiac』(原題・日本公開未定)を最後にアクション映画を引退すると発言した。
同映画は、ジャッキーが脚本・監督を担当した、世界各国に流失した12支の宝物を探す大作アクションアドベンチャー映画である。どうやらこの映画が、ジャッキーにとって最後のアクション映画になるのだという。
現在この映画のプロモーションのためにカンヌ映画祭に来ているジャッキーは記者会見の席で、「これが僕にとっての最後のアクション映画となります。僕はもう若くはないのです。僕は本当に、本当に疲れています」と発言したのだ。
ジャッキーは、アクション映画はもうやらないようだが、演技派俳優として新たな挑戦をするという。彼は、「僕はただのアクションスターになりたくないのです。僕はアジアのロバート・デ・ニーロになりたい。自分のイメージを変えて、観客に自分が演技ができるということを証明したいのです」と語った。
スタントマンを使わずに自らアクションシーンをこなすジャッキーは、これまでにたくさんの映画で、観客の心をつかんできた。真のアクションスターである彼の新たな挑戦を応援したい。