鉄分不足になると、私たちの最も身近な健康障害として表れてくるのが貧血ですよね。
鉄欠乏性貧血の女性の割合は年々増加傾向にあるようで、1991年では8.5%だったのが、2003年には 17%に。そして現在ではなんと25%が貧血であるといいます。
また、将来貧血になる可能性がある女性も、25%という高い数字が出ており、これらのデータを総合すると、なんと日本人の女性の半分、ふたりにひとりが貧血、もしくは貧血予備軍だということが分かります。
もはや日本人女性にとって見過ごすことの出来ない“鉄不足”ですが、怖いのは貧血だけではなかったのです。11月9日オンエアのフジテレビ系『ホンマでっか!? TV』の中で、鉄が不足することで招いてしまう、恐ろしい身体の異変・症状ランキングTOP5が明らかになりました。
■鉄分が不足による恐怖の症状ランキング
1. 土を食べるようになる
歯ごたえのあるポリポリと音の出る食材を求める傾向が出てくといいます。時々、氷を好んで食べる人を見かけますが、この何気ない行動は、実は貧血の可能性が高いんだとか。
また、中には絵の具などを好んで食べたり、ガソリン臭を好きな人がいるようで、海外では1トンのガソリンを飲んだ重度の貧血患者がいたという恐ろしいも報告も……。
2. 固形の食べ物が飲み込めなくなる
鉄が不足することで食道の粘膜細胞が増えなくなり、食道が委縮してしまうため、固形物が呑み込めなくなるといいます。これは、食道の粘膜細胞が食べ物の刺激で剥がれ落ちてしまい、増殖するためには鉄分が必要不可欠だからだそう。
最悪の場合は、金属の管を食道に通す等の処置が必要になることもあるといいます。
3. 手足にムカデがはっている幻覚に襲われる
神経伝達物質に影響が表れ、触れられていないにも関わらず、常に触られているような錯覚に陥るのも鉄不足患者には顕著な傾向にあるそうです。
これは神経の信号が正常に伝えられなくなっており、最近メディアでも取り上げられている『ムズムズ脚症候群』もその一種。なんと妊婦の5人にひとりにこの症状が見られたという報告もあります。
これは、妊婦は胎児に鉄分を分け与えるため貧血になりやすいから。
4. 皮膚にカビが生えて来る
鉄分が不足することで白血球が作られなくなり、病原体への攻撃力・抵抗力が低下します。人間の身体には常にカビ等が付着しているのですが、私たちが健康でいられるのは白血球がカビの増殖を抑えてくれているからなのです。
いわずもがな鉄不足はカビの増殖に繋がり、カビ治療の他に鉄分も補っていかないと再発する可能性もあるとか。
5. 妊娠出来なくなる
妊娠中に鉄分が必要なのはよく耳にしますが、なんと鉄不足は妊娠前の卵巣にも大きく影響し、不妊症や流産の原因になる場合もあるそうです。
鉄分が不足すると妊娠を維持させたり、子宮を妊娠しやすい状態にする黄体ホルモンの分泌が低下するといいます。若い女性の場合、貧血が原因で生理不順になっている可能性も高いので、日頃から食生活には気を配る必要がありそうです。
では、どうしたら鉄不足にならないのか、私たちが日常生活で簡単に出来る予防法をご紹介します。
鉄不足の場合、手っ取り早い解決方法は鉄剤を飲むことですが、鉄剤を長期に渡って服用すると、むしろ“害の方が多い”という報告もあるそうです。また、胃部不快感などの副作用が表れることも多く、胃薬を一緒に服用しなければいけないということも。
やはりサプリメントなどで補うよりも、食材から鉄を無理なく摂取する方が、私たちの健康にとってはリスクが少ないですよね。
鉄分を多く含む食材には、赤身の肉、イワシ、煮干し、青魚、ヒジキ、大根、レタス、パセリなど、身近に手に入るものがいくつもあります。これらの食材の中でも、野菜や海草類より肉や魚の方が鉄の吸収が良いとのこと。
また、鉄の吸収をさらに良くするためには、食後のデザートに柑橘系の果物を食べるのもオススメなんだそうです。これからの時期はミカンが良いですね!
そして、ポン酢も良いそうで、ポン酢の中に含まれている酢・醤油・果汁全てが鉄分の吸収を促進する食材だといいます。鍋が美味しい季節ですから、タレをゴマダレからポン酢にして、美味しく鉄分摂取をしてみてはいかがでしょうか?
意外と簡単に摂取できる鉄分。女性の方は特に、日頃口にする食材を少し気にするだけでだいぶ鉄不足が改善されるはずです。是非、お試しあれ。
鉄欠乏性貧血の女性の割合は年々増加傾向にあるようで、1991年では8.5%だったのが、2003年には 17%に。そして現在ではなんと25%が貧血であるといいます。
また、将来貧血になる可能性がある女性も、25%という高い数字が出ており、これらのデータを総合すると、なんと日本人の女性の半分、ふたりにひとりが貧血、もしくは貧血予備軍だということが分かります。
もはや日本人女性にとって見過ごすことの出来ない“鉄不足”ですが、怖いのは貧血だけではなかったのです。11月9日オンエアのフジテレビ系『ホンマでっか!? TV』の中で、鉄が不足することで招いてしまう、恐ろしい身体の異変・症状ランキングTOP5が明らかになりました。
■鉄分が不足による恐怖の症状ランキング
1. 土を食べるようになる
歯ごたえのあるポリポリと音の出る食材を求める傾向が出てくといいます。時々、氷を好んで食べる人を見かけますが、この何気ない行動は、実は貧血の可能性が高いんだとか。
また、中には絵の具などを好んで食べたり、ガソリン臭を好きな人がいるようで、海外では1トンのガソリンを飲んだ重度の貧血患者がいたという恐ろしいも報告も……。
2. 固形の食べ物が飲み込めなくなる
鉄が不足することで食道の粘膜細胞が増えなくなり、食道が委縮してしまうため、固形物が呑み込めなくなるといいます。これは、食道の粘膜細胞が食べ物の刺激で剥がれ落ちてしまい、増殖するためには鉄分が必要不可欠だからだそう。
最悪の場合は、金属の管を食道に通す等の処置が必要になることもあるといいます。
3. 手足にムカデがはっている幻覚に襲われる
神経伝達物質に影響が表れ、触れられていないにも関わらず、常に触られているような錯覚に陥るのも鉄不足患者には顕著な傾向にあるそうです。
これは神経の信号が正常に伝えられなくなっており、最近メディアでも取り上げられている『ムズムズ脚症候群』もその一種。なんと妊婦の5人にひとりにこの症状が見られたという報告もあります。
これは、妊婦は胎児に鉄分を分け与えるため貧血になりやすいから。
4. 皮膚にカビが生えて来る
鉄分が不足することで白血球が作られなくなり、病原体への攻撃力・抵抗力が低下します。人間の身体には常にカビ等が付着しているのですが、私たちが健康でいられるのは白血球がカビの増殖を抑えてくれているからなのです。
いわずもがな鉄不足はカビの増殖に繋がり、カビ治療の他に鉄分も補っていかないと再発する可能性もあるとか。
5. 妊娠出来なくなる
妊娠中に鉄分が必要なのはよく耳にしますが、なんと鉄不足は妊娠前の卵巣にも大きく影響し、不妊症や流産の原因になる場合もあるそうです。
鉄分が不足すると妊娠を維持させたり、子宮を妊娠しやすい状態にする黄体ホルモンの分泌が低下するといいます。若い女性の場合、貧血が原因で生理不順になっている可能性も高いので、日頃から食生活には気を配る必要がありそうです。
では、どうしたら鉄不足にならないのか、私たちが日常生活で簡単に出来る予防法をご紹介します。
鉄不足の場合、手っ取り早い解決方法は鉄剤を飲むことですが、鉄剤を長期に渡って服用すると、むしろ“害の方が多い”という報告もあるそうです。また、胃部不快感などの副作用が表れることも多く、胃薬を一緒に服用しなければいけないということも。
やはりサプリメントなどで補うよりも、食材から鉄を無理なく摂取する方が、私たちの健康にとってはリスクが少ないですよね。
鉄分を多く含む食材には、赤身の肉、イワシ、煮干し、青魚、ヒジキ、大根、レタス、パセリなど、身近に手に入るものがいくつもあります。これらの食材の中でも、野菜や海草類より肉や魚の方が鉄の吸収が良いとのこと。
また、鉄の吸収をさらに良くするためには、食後のデザートに柑橘系の果物を食べるのもオススメなんだそうです。これからの時期はミカンが良いですね!
そして、ポン酢も良いそうで、ポン酢の中に含まれている酢・醤油・果汁全てが鉄分の吸収を促進する食材だといいます。鍋が美味しい季節ですから、タレをゴマダレからポン酢にして、美味しく鉄分摂取をしてみてはいかがでしょうか?
意外と簡単に摂取できる鉄分。女性の方は特に、日頃口にする食材を少し気にするだけでだいぶ鉄不足が改善されるはずです。是非、お試しあれ。