夜中、目が覚めた。
カッターナイフを首に突きつけられる夢。
夢の中ではカッターナイフが首に当たって動く。
「うっ!」
少し切れたのか、チクッと痛む。
ボクは言う。
「切れるものなら切れっ!」
相手が怯んだ隙に突き飛ばす。
「おととい来やがれっ!」
そう言えば…。
ボクは昨日彼女に言った。
「なんだか一生分のしあわせが一気に押し寄せて来たみたい。」
「ボクはもう、このまま…。」
そんな不安が潜在意識の中にあるのだろう。
でも、ここで終わるわけには行かないんだ。
辛い思いで生きてきた彼女をしあわせにしたい。
「二人でしあわせになるんだよ。」
何度も…。
何度も何度も繰り返すボク。
その度頷く彼女。
約束したんだ。
叶えてあげなきゃ。
絶対に…。