俺はずっとキープくんだった。

せっちゃんのとき。
せっちゃんが好きだった徹の代用だった。
とても美しい人。
有名な俳優さんの元カノだった。
いろいろと俳優さんとの話も聞かされました。

私は代用彼氏。
手も足も出ない。夜中のせっちゃんのマンションの部屋。
目の前にいるせっちゃんに指一本触れることはなかった。


〇ちゃんのときもそうだった。
〇ちゃんは人妻。
ある日異変に気づいた。
鈍い俺が気づくくらいにね。

オーラ出しまくりだった◯ちゃん。
鈍い俺にはわからなかった。
気づかなかった。


そんな自分が辛くて苦しくて。
そして、男として情けなかった。

控えの男。
それが俺。


そんな俺。
結構ね。
そんな自分が好きなんだよ。

人畜無害。

そんな言葉が頭をよぎる。
それでいいんだよ。
だって俺だもん。

ダメ男。
情けない俺がね。




ずっと。
自分の矜持を守ってるよ。

誰かを裏切ったり。
傷付けたり。

そんなことをするくらいだったら…。
お坊さんになりたいよ。


こんな自分が好きなんだよ。
昔のことは、機会があればね。


俺はもう、誰かを好きになれないかも。
よくわからん。


まだまだひよっこだわな。


仕事。
捨てる神あれば拾う神あり。

辞めようかと腹をくくればね。
心の隙間を埋めてくれる人が現れるんだよ。

不思議だね。


俺ってね、成長がないんだよな。
30年前と全く同じ。
それから4年前のことも。

既視感の繰り返し。
DEJAVUって言うんだよね。


生きてりゃなんとかなるんだな。
多分。

では。