災害はいつやってくるかわからない。
ロバート・ゲラー教授は断言される。
地震予知は不可能だと。
倒壊した家屋に閉じ込められて、火が迫り来る恐怖。
私には耐えられるだろうか。
22年前のあの日。
和歌山の寮もかなり揺れた。
部屋の調度品が崩れ落ちて散乱する。
これは助からないかも。
そんなことが頭をよぎる。
私は震災の二日後に、元妻にプロポーズをした。
そして計算によれば、3月のサリン事件の数日後にぷりんを授かった。
私には確信がある。
世の中が大混乱に陥る中、私はなんと不謹慎なことをしたのだろうか。
私にとっては災害の怖さを認識し、備えの大切さを思うと同時に、そんなことを考える日でもある。