私はかつてSEをしていた時期がありました。
1982年から2年間です。
当時は今のようなパソコンはまだまだ特殊な存在でした。
企業では、いわゆるオフコンと呼ばれるオフィスコンピューターが使われていました。
記憶媒体は、8インチフロッピーやルンバよりも大きなハードディスクでしたが、長期保存には、まだ鑽孔テープという紙テープにデータ保存します。
データ出力の際は、床一面にグチャグチャに伸び散らかしたテープを専用の巻き取り機でグリグリと巻き取っていきます。
時々足でテープを踏んでしまい、ちぎれたりしたものです。
私が使っていたのは1976年製のRICOM3200です。
マルチタスクが出来る画期的な機種で、同時に何十台かの端末から入力出来るというシロモノでした。
また、当時はOSも機種ごとに専用の物が使われていて、言語も機種独自の物でした。
RICOM3200はフォートランをベースに開発された物でした。
分厚いマニュアルが何冊もあり、数ヶ月間プログラミングを勉強しました。
コンピューターと言っても大した事はできません。
売上や入金、買掛のデータを入力し、伝票発行する。
データを集計し、週報や月報を作成する。
そして締日には、請求書を発行する。
得意先別に元帳を作る。
給与計算。
まあ、大まかに言えばそんなものです。
コンピューターは間違えない。
多くの人がそう信じています。
今でも大概は誰しもそう考えていると思います。
しかし、私が在籍した2年間の中で、一度だけ信じられないことが起きました。
売上伝票の合計金額欄が間違っているのです。
細かい数値は忘れましたが、1+1=3と言った具合です。
みんなが集まって、何度確認しても間違っています。
伝票のみならず、中のデータも違っていました。
昔のオフコンは、データを二進法でプリントアウト出来ました。
それでも間違っています。
メーカーから派遣されたリコー電子技術(当時)の担当者にも原因はわからなかったのです。
コンピューターも間違えることがあるということを知りました。
今でも往往にして、そう錯覚している自分がいます。
こんなことはあり得ない。
そう誰もが思っていることが実際に起きることがあります。
一昨日もそんなことがありました。
あれ?
何でだろう。
機械的にあり得ない。
でも、そんな筈がない。
正直なところ、少し迷いもあったのは確かです。
最近いろんなことがあって、心が弱っていたのも事実です。
しかし、私はコンピューターよりも人を信じました。
失礼ながらも不安もありましたので、念のために確認をさせていただきました。
やはり機械がおかしかったのです。
関係者の方にご迷惑をおかけしましたが、コンピューターも昔と比べ物にならないくらい複雑化しています。
いろんなことが原因で、トラブルは発生します。
これからもそんな場面に出くわすに違いありません。
コンピューターと人。
どちらを信じますか。
信じるものは救われる。
今回もまた教わりました。
この度は、夜分遅くにご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした。
もっと自分に自信を持って行動しなければなりませんね。
ブレない信念を持って生きていきます。
いつも本当にありがとうございます。