恥ずかしながら、私は今、お尻に尿パッドをあてて、紙おむつをはいている。

お尻から絶えずこぼれ出る、腸液を受け止めるものだ。

私はこの度の手術でストーマを造設した。

簡単に言えば、大腸を全て取り去り、残った小腸を途中から二つに折り、お腹から少し出している状態である。

当然のこと乍ら、ストーマには穴が二つある。

一つは口から胃、十二指腸を経て小腸に至る私の消化器官で、便の排出口となる。もう一つは肛門につながる小腸だ。

ストーマを閉じる際、ここを通って便が排出されることになる。

こちらの小腸から、腸液が出続ける。
止めようにも、コントロールは一切出来ない。

個人差はあるようだが、私の場合は意に反して絶えず出続ける。

看護師さんに訴えると、女性の生理のようなもので、慣れるしか無いとおっしゃる。

紙おむつは一日1回。
尿パッドは一日5回くらい。

その都度軟膏を塗る。


職場復帰に向けたカウントダウンはもう既に始まっている。

ストーマの交換。
便の処理。
パッドの交換。

何よりも、肉体労働の私は大量の汗をかく。
ストーマの剥離にも注意を払わなければならない。

数ヶ月後、経過が良ければストーマを閉じる手術を行う。

その後はなんの心配もいらないのかと言えば、便漏れの懸念がある。

大半の患者は半年から一年くらい、この便漏れとの闘いが待っている。

まだまだ先は長い。
私の闘病は、始まったばかり。


楽しく明るい未来に思いを馳せる。

何も勝つ必要なんて無いんだ。

負けなければ良いんだ。

そう…。

負けなければね。