各ツノヒョウタンクワガタ形状の特徴
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肉食であり、変なツノがあるツノヒョウタンクワガタを集めており、各種の形の特徴が分かってきたため、ここに独自にまとめることにした。
登場するツノヒョウタンクワガタは、以下のもの。
① ルイス
② リヒテンシュタイン
③ ラエビコリス
④ ラルッソン
⑤ タイワン
⑥ ヘラー
以下に各種を画像で示すが、区別しやすいために3種のTypeに分けた。
ここで真っ先に活用したのは眼縁突起の形状であり、以下にはType A, Type B, Type Cとした。
そうすると、次のように分類できる。
Type A:①
Type B:②~⑤(⑤は少し異なるため、B' ?)
Type C:⑥
Type Bは、同じタイプであるものの眼縁突起の微妙な形状の違いもあるし、前胸背板の側縁の頭部側の突起を注目すると違いが見えてくる。
では画像を。
① ルイスツノヒョウタンクワガタ(Type A)
これは日本にも生息しており、画像のものは沖縄県名護市産。
その形の特徴は、眼の周りの突起である眼縁突起(赤丸)と、前胸背板の縁の頭部側の突起(黄丸)にある。
赤丸は眼縁突起で、ここでは勝手にType Aとする。
この形状の特徴は、眼縁の狭い範囲から突起が出ており、尖っている。
黄丸の突起は、他のヒョウタンクワガタと比べ、このルイスでは発達しているためか個体によっても形状の違いが大きい。
このルイスの特徴は赤丸の突起よりも黄丸の方が圧倒的に大きいこと。
また、この黄丸の突起の形で雌雄が簡易判別できるようだが、この種の色んな個体を見てみると、片側が♂の形状で、反対側が♀の形状の個体もあったりもするので、注意が必要。
② リヒテンシュタインツノヒョウタンクワガタ(Type B)
これはスラウェシ産。
赤丸の眼縁突起であるType Bの特徴は、眼縁の広範囲から突起が出ていること、頭部から腹部にかけて突起が広がっていること、である。
この種は、Type Bの中で、黄丸の突起はなだらかなカーブを描いている。
③ ラエビコリスツノヒョウタンクワガタ(Type B)
これは台湾 緑島産。
なお、台湾のクワガタ図鑑には、国内種としては掲載されておらず、外から移入したのか、朽木で運ばれて生育範囲を広げたかは不明。
これは、眼縁の広範囲から突起が出ていること、頭部から腹部にかけて突起が広がっているType Bの形状である。
この種は、黄円の形状は、眼縁突起(赤丸)と似ている。
④ ラルッソンツノヒョウタンクワガタ(Type B)
これはタイファン産。
これも、眼縁の広範囲から突起が出ていること、頭部から腹部にかけて突起が広がっているType Bの形状である。
また他と比べると、突出度が大きい。
黄丸の突起は、台形が特徴。
⑤ タイワンツノヒョウタンクワガタ
これは台湾・台南産。
これも、眼縁の広範囲から突起が出ていること、頭部から腹部にかけて突起が広がっているType Bの形状である。
これをB'としたのは、ほぼ直角に切り立っているところ。他のType Bは後ろ側に向かって突起がある。
そのため、さらに別の種の形状情報が増えたら、別のTypeにするかも。
黄丸の突起は、他よりも広範囲のところから出ている。
⑥ ヘラーツノヒョウタンクワガタ(Type C)
これはインドネシア・東ジャワ・アルゴプーロ産。
高精細に撮影しようと個体を取り出そうとしたところ、絶やしてしまったことが発覚した。
そのため、ここでは過去に撮影した不鮮明な画像。
この眼縁突起(赤丸)はType Bと同様に、広範囲から突起が出ているところは同じであるものの、頭部から突起がそそり立っているので、Type Cと(勝手に区別)した。
黄丸の突起は、狭い範囲ではあるが、突出度は大きい。
以上、特徴を勝手にまとめた。
そのため、どこかで同じようにまとめてられている可能性あるし、あるいは別のまとめ方をしているかも知れないことはご容赦を。
-20190519追加-
⑦ クラウセツノヒョウタンクワガタ(Type B)