日本のマメクワガタの眼縁突起
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今回はマメクワガタに関する記録画像。
台湾のクワガタ図鑑は、日本のものよりもマニアック度が高いのではないか。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/64/fe/j/o0334049814535199800.jpg?caw=800)
これを見ていると興味深いことがある。
台湾のマメクワガタと日本のマメクワガタは同種である。
しかし、台湾の北部と南部では、眼縁突起の形状が異なるようだ。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/6f/db/j/o0553029714535199807.jpg?caw=800)
漢字での記載のとおり、左(図七)が北部産、右(図八)が南部産。
ここには、赤色のアウトラインと黒線が引かれて図示されている。
この図の説明は以下のとおり。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/9c/35/j/o0528031114535199817.jpg?caw=800)
ここには、「眼縁突起向内斜切的角度較南部産豆鍬形蟲大(図八)」と書かれている。
ネットで複数のロボット翻訳から察すると、「眼縁突起の内側の角度は、南部産マメクワガタの角度よりも大きい」と説明しているように思われる。
”内側の角度”って、どこを指すのか?
容易に想像するのは、赤いアウトラインと黒い線との角度。
そのため、角度を比較するために同じ青の三角形を置いてみた。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/e4/55/j/o0553029714535199826.jpg?caw=800)
すると、左の北部産の方が鋭角となり、角度としては小さくなる。
そのため、この解説文の意図は一旦、棚に上げ、その形状から、日本(兵庫県産)のマメクワガタはどちらに近いかを調べるために、15個体のうち、比較的鮮明に映った11個体を列挙し、主観的な判定をした。
先に結論から書くと、日本のマメクワガタは北部産寄りではあるものの、南部産の形状のものもあり、非常に微妙な結果であった。
さらには、現在のデジカメでのマクロ撮影に限界を感じ、さらに高性能なものが必要であることも分かった。
さて、これから画像を掲載するが、掲載順序は単純に撮影した個体順とした。
個体1
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/27/76/j/o0292019914535199837.jpg?caw=800)
これは左右とも北部産タイプと判断した。
個体2
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/59/8d/j/o0406028814535199844.jpg?caw=800)
これも左右とも北部産タイプと判断。
個体3
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/92/3b/j/o0509033214535199850.jpg?caw=800)
これは微妙であるが左右とも北部産タイプと判断
個体4
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/31/3b/j/o0443037814535199858.jpg?caw=800)
これは不鮮明ではるが、そのシルエットから左右とも北部産タイプと判断。
個体5
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/f9/c4/j/o0411035114535199866.jpg?caw=800)
これも左右とも北部産タイプと判断。
個体6
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/d0/b2/j/o0400034214535199879.jpg?caw=800)
またまたこれも左右とも北部産タイプと判断。
個体7
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/85/80/j/o0366032414535199896.jpg?caw=800)
ここから判断が混迷。左側は南部産タイプで、右側が北部産タイプに見える。
個体8
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/78/21/j/o0363029414535199904.jpg?caw=800)
こちらは左が北部産タイプで、右が南部産タイプに見える。
個体9
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/44/7e/j/o0328029014535199914.jpg?caw=800)
これはついに初登場。左右とも南部産タイプに見えてしまう。
個体10
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/07/9e/j/o0390034214535199923.jpg?caw=800)
これは初期に戻り、左右とも北部産タイプに見える。
最後の個体11
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/11/red-mobilio/fa/73/j/o0340028814535199930.jpg?caw=800)
これも左右とも北部産タイプに見える。
以上が日本の兵庫県産のマメクワガタのマクロ撮影結果であり、ご覧のとおり明確な結論は出なかった。
そのため、再度、いいデジカメを入手して再検証したいと思う。