ドルクス用採集道具

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 以前は、小型クワガタ用採集道具として、ピックアップツールの導入を紹介した。

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 これは、押す力を加減しながら、ものを抱え込む道具である。

 かなり押すと、こんな感じで4本の爪が飛び出し、

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 押す力を弱めると、爪が引っ込んでいき、このように、ものを抱え込むようになる。

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 それを用いて、クワガタの大あごを抱え込むとこんな感じであった。

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 ただし、その4本の爪が細く、弾力性があるため、ヒラタなどドルクスは、めくれで踏ん張られると、その爪から外れる欠点があった。

 そのため、このツールは踏ん張りの弱い小型クワガタ用であった。

 ここまでが、以前に紹介したツールの機能である。


 そこで、このツールの改良を行うため、もう一本、購入した。

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 その改良箇所は、4本のステンレスの爪を、(挟み込むと逃れることのできない)ステンレスの輪に付け替えることであった。

 しかし、簡単に思えた付け替えは、意外と難航し、4作目の試作品にして、やっと目的の仕様ものが作成できた。

 押してステンレスの輪を出させると、こんな感じ。 

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 そこで実戦のため、ヒラタ採集へ。

 では、その結果は、

 大あごを挟み込むと、(当然ながら)そのステンレスの輪から外れることはなかった。

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 これでやっと、ヒラタをも挟み込めるツールの完成である。

 私の中では、この時期はもうヒラタは終盤であり、ぎりぎり間に合った感じであろうか。

 なお、それ以外の成果としては、今年好調に採取できているネブト♀をさらに採取できた。

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 一見、♀が大きいように見えるが、実は♂が小さいだけである。

 さて、これからは、スジクワ狙いへと本格的にシフトする予定であり、小型クワガタ用採集道具の方が役に立ってくれる予定である。