私のクワガタグッズ紹介-その11

 これを持っている人はいても、クワガタ採集に直接利用している人は少ないのではないだろうか。次に紹介するのは、高出力蛍光灯ランタンである。なお、私はキャンプなどアウトドアは大の苦手である。そのため、Colemanというブランドをあまり知らなかった。またデザインもどうでもよかった。クワガタ採集のために、単に明るいランタンを選んだに過ぎない。これを買ってから意識するようになると、キャンプ場はもちろんのこと、子供の運動会に行ってもパイプ椅子やテーブルを見れば、このメーカーのオンパレードであり、やっとそのブランド力を知った。
 
 
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 当初はその明るさを利用して、暗闇にこれを置けば、クワガタの簡易ライトトラップができるかと思い購入した。しかし、その思惑は外れた。簡単にはクワガタは集まらない。悔しいので、いろいろと使い途を検討した結果、ある方法に辿りついた。
 それは、夜間のシラカシ林でのキック採集である。低い木だからこそできる方法だ。その要領はこうである。
 目線の高さくらいに、こいつをぶら下げる。この目的は二つある。一つ目は広範囲に落下したクワガタを見つけるのに、非常に明るいライトとなる。二つ目は落下したクワガタが飛び立とうしても、光に向かっていくので、地面に向かって飛ぶことになるのである。つまり、クワガタにとっては飛んだつもりが、いやでも落下してしまう。 また、落下して見つけられなかったクワガタも当然いる。そういったクワガタの一部は、このライトに向かって飛んでくるので、見落としてもリカバー可能だ。
 ただし、どんなシラカシの木でも良い訳ではない。クワガタが集まるご神木のシラカシがあるのだ。同じような虫こぶがあっても、クワガタのいる木といない木が歴然と区別されているのだ。そして、そのご神木をキックすると、だいたい5~10頭ほどは落ちてくる。そんな木が5本ほど、近くに密集しているので、ものの10分もあれば、20~30頭は軽く採集できた。しかも、今シーズンのミヤマギネスはここで採集し、それに匹敵するサイズを数頭採集している。ご神木とランタンのお陰である。
 しかし、来年はどうだろうか。そのシラカシはご神木のままでいるだろうか? シラカシのキック採集は今年始めたばかりなので、まだ経験に乏しい。ヤナギの木と同様で、来年は別のシラカシの木に集まるのではないかと思っている。したがい、同様の成果を上げるためには、来年もご神木を発見する必要がある。そうなれば、このランタンのお世話になるのは確実だ。
 
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