『タコピーの原罪』 | From Rabbit House

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随分経ちますが、最終回が放送された後すぐ観たアニメ『タコピーの原罪』

 

画像はABEMA TIMESより お借りしています

 

始まった当初アマプラでオススメされていたのですが、どうやら「鬱アニメ」っぽいということで観るのは避けていたものの「6話完結なら、まぁ良いかな?」と(12話とかだったら観てなかった)

 

やっぱり辛い、苦しい展開って見たくないじゃないですか。

 

画像は公式サイトよりお借りしています

(以下同じ)

 

ハッピー星からやってきたハッピー星人のタコピーが地球の人々を笑顔にしたいと奮闘する物語です タコ

 

ドラえもんよろしく いじめられっ子ののび太君しずかちゃんを救うために様々なハッピー道具を出すのですが、あまり役に立たず・・。

 

空を飛べる『パタパタつばさ』は人間が使うと重量オーバーになってしまうし

 

 

『仲直りリボン』は使い方次第では お役立ち道具なのかもしれないけれど、タコピーは掟を破って(しずかちゃんを信じて)目の届かない所で使用させてしまったため

 

そのリボン(※とても丈夫なので切れない)を使って首を吊ってしまう。

 

 

時間を戻す『ハッピーカメラを使って何度も時間を巻き戻すけれども、状況は あまり変わらない。

 

それどころか、とんでもない事態に発展して・・・。

 

 

 

いじめ・自殺・殺人・暴行・ネグレクト・教育虐待などを扱った問題作であるけれど、きっと今でも世界中で同じようなことが起こっているんだろうなというリアルさもある。

 

ハッピー星には暴力が存在しない(叩くことは「強く触る」と表現される)し、悪いことと言えば「おともだちのプリンを食べちゃうこと」ぐらいなので

 

タコピーは『へんしんパレット』を使って しずかちゃんや、まりな(いじめっ子であり、家では母親から暴行を受けている)の立場で実際に虐待を受けてみて、初めて痛くて怖い経験や悲しくて辛い思いをすることになる。

 

しずかちゃんが初めて笑顔に!

その理由は!?

画像はAmazonより お借りしています

 

毒親のせいで子どもたちが歪んでしまっているのだ。

 

良くも悪くも子どもは親の影響を受け真似をしてしまうものなのである。

 

とても罪深い、根深い問題だと思う。

 

画像は公式サイトよりお借りしています

 

この作品では一貫して「お話すること」が大事だと説いている。

 

ひとりで悩むのではなく、他者とのコミュニケーションが必要であると。

 

「怖い」「辛い」「苦しい」「悲しい」「寂しい」・・その気持ちを きちんと言葉に出して誰かに訴えかけること。

 

 

それによって状況が100%改善されることはないかもしれないけれど、人に相談することで心の負担が少しでも軽くなるかもしれない。

 

夏休みのような長期休暇の後は不登校自殺する学生が増える傾向があるけれども、誰でも良いから周りに相談して(声を上げて)ほしいと願ってやまない。

 

『ハッピーラッキーチャッピー』ano