ようやくTVerで新ドラマ『御上先生』を観ました。
思った以上に面白かったな。
オリジナル作品とのことで現在の官僚の闇、日本の闇に迫る意欲的な作品となりそう。
とは言え見えていること、容易に想像できることは「闇」ではなくただの日常なのだとしたら
ドラマで描かれることも(いくら作品づくりにおける取材を入念にしていたとしても)「本当の闇」ではないんだろうな・・。
公式サイトからお借りしています
官僚からエリート校に派遣された御上孝(松坂桃李)。
本来なら副校長というポストでも良かったはずなのに、彼は生徒と直接 対峙する教師を選んだ。
教育を変えたいから、人の上に立つ人間の根本を変えたいから、日本の未来を変えたいから。
そうしなければ国が滅んでしまうから。
お勉強だけやってきた馬鹿が国を牛耳っているのが今の日本だ。
無能なくせに自分たちは選ばれたエリート・上級国民で何をしても良いと勘違いしている。
「パーソナル イズ ポリティカル=個人的なことは政治的なこと」
「(理不尽なことには)戦え。力は弱くても戦い方次第で勝てる」
「真のエリートが寄り添うべき他者とは、つまり弱者のこと」
第一話のセリフからでも、たくさんの教え・学びがあった。
1000分の1を勝ち抜いて官僚になった御上自身も同期(岡田将生)から(?)嵌められ左遷させられた身なので、官僚にいる時とは戦い方を変えたのだろう。
ただの一庶民である私が毎回選挙に行っても、何も変えられず無力さばかり感じている。
政府や官僚が悪事をはたらいていることが明白なのに、それを止めることができないもどかしさを感じている。
「終わりの始まり」は、とっくの昔に過ぎている。
エリートではないので この高校生らに対しての御上の教え(戦い方)は当てはまらないかもしれないけれど、今後 観ていく中で どうすればいいのかヒントでも貰えたらいいなと思っている。
29人の生徒のうち知っているのは奥平大兼・蒔田彩珠・窪塚愛流・髙石あかり・影山優佳の5人だけ。
櫻井海音は生徒じゃなく官僚サイド(御上の後輩役)だったね。
他の若手もそのうちメジャーになる人も何人か現れるかな。
それにしても「ラーテル=最強の動物」って最近 流行ってんのかな?
「バタフライ・エフェクト」は昔から例えとして度々使われているけれど、先日観た映画『Cloud』にもラーテルって出てきたのね。
主人公の転売ヤー(菅田将暉)がハンドルネームとして名乗っていたのが「ラーテル」
ライオンの餌でも横取りする・・それって今まで「ハイエナ」で例えられていたのがラーテルに置き替わっただけかな?
しかも奥平大兼(『御上先生』で主役級の生徒)は、この作品(Cloud)にも ほぼメイン(無双すぎて主役食うぐらいの役)で出演しているし。
映画.comから画像をお借りしています
(以下同じ)
そんでもって、ここんとこ菅田くん よく見かけるな(年明けTVで映画『ミステリと言う勿れ』←金田一シリーズみたいで面白かった。
『花束みたいな恋をした』←夢見る夢子ちゃん同士のおままごとみたいな恋愛物語って感じ?
が立て続けに放映されてたしね。どっちも観たけど。おまけに『ゴチ』にも出てた)。
この映画『Cloud』に関しての感想は改めて書こうかと思ったけど書かなくても良いかな?
前半 結構ドキドキしたけど、主人公が捕まってからは予想通りの展開でした(窪田正孝が○○○○の中に隠れてるのとか、古川琴音が曲者だとか)。
でも主人公が生き残ったのは意外だったかも。
最後の最後で やっぱりアシスタント(奥平)に裏切られて「パン!!」って殺られると思ってたもん。
漫画原作かと思ったけど違う・・みたい?
ネットを通じて炎上した人間を正義の名のもと(ほんとは、ただ むしゃくしゃして)「無敵の人ら」が成敗する話って、よくあるよねぇ『予告犯』とか。
チープなB級映画って感じだったな(私的評価として大甘で『ミステリ』★★★★『花束』★★★『Cloud』★★かな)。
とりあえず『御上先生』が、この先 失速しないことを期待しています