シオエク22巻 | From Rabbit House

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24日に発売された『シオリ エクスペリエンス』最新刊の感想です。

 

表紙は松田コスモ

 

 

今回は宮沢賢治『よだかの星』とリンクさせて、目黒(シオエクVo.)「生みの苦しみ(=作詞)」がテーマでしたね。

 

どん底まで落ちたら、その反動で後は てっぺんまで上昇するのみ!!

 

※※※あらすじ※※※

 

BTL決勝に向けて、気合いを入れるため連日ライヴに励む『シオエク』メンバー。

 

新曲がどんどんアレンジされブラッシュアップしていく中、作詞を任された目黒は「余裕っす」と言いながらも一行も歌詞が書けずにいたのを見抜いていたダイハツ(Dr.)

 

追い込まれ、とうとうライヴ中に ぶっ倒れた目黒。

 

そこで ついにメンバーに「歌詞が書けない」と吐露し、代わりを丈二(Gt.)引き継ぐ形に。

 

 

しかしダイハツは目黒に寄り添う。

 

弱みを見せない目黒が涙を流して「自分は空っぽだ」と。

 

ブルース(魂の叫び)なんてない」と。

 

ダイハツは「チーム(バンド)なんだから相談しろ。そうすれば『逆転サヨナラ満塁場外ホームラン』が打てるかもしれない」と助け船を出し、BTL予選の対バン連中に歌詞作りのコツを教えてもらうことに。

 

ヒントを得た目黒はメンバーも納得する歌詞を一晩で書き上げ、無事BTL本番を迎えることに・・・。

 

※※※※※※※

 

 

今回の新曲は曲先(曲が先にできていて、後から歌詞をつける)で、今まで作詞をしたことのない目黒は詞先(歌詞が先で曲を後からつける)と違って文字数など制限があって自由に書けないことに悩んでいましたね。

 

実際、曲先と詞先・・どっちが多いんでしょうね。曲先かなぁ?

 

作詞作曲を一人でやっている人だと曲が先にできる方が多そう。

 

 

ちな、うちの夫(元バンドマン)は曲先です。

 

歌詞は歌詞で普段 思いついた時にガーッとメモ書きしておいて、曲は曲でギターをコード弾きしながら なんとなくメロディーを適当な仮歌で(ラララ~みたいな)歌って

 

ある程度できたら書き溜めておいた詞を色んな所から寄せ集めて削ってパズルみたいに曲に嵌め込むような やり方です。

 

夫の書く詞も曲も大好きですルンルン

 

 

彼からよく「新しい扉を開くかもしれんけ(普段とは違う曲ができるかもしれないから)歌詞 書いてみてん」と言われ作詞をしようと昔 試みたこともあるのですが、やっぱり難しいというよりも恥ずかしさが勝る。

 

なんか詞って、自分の内面(恥部)を全部むき出しにさせられている感じがして断念しましたタラー

 

 

 

作品に戻って、懐かしの対バンメンバーがたくさん出てきましたね。

 

皆にどうやって歌詞を書いているのかを尋ねると十人十色、千差万別。

 

人それぞれ色んな方法があると知った目黒。

 

 

「歌詞が書けないなら、その気持ちを書けばいい」と言われ、気持ちが楽(ラク)になり一気に歌詞をしたためるのですが

 

できた歌詞は正直 お世辞にも上手いとは言えないながらも、よくよく考えると目黒はまだ高校2年だし初めて書いた詞なら こんな感じだろうな・・という印象。

 

「鳥になって飛んで行きたい」っていうのは皆 思うことだろうしね。

 

憧れの“世界の”シオリと肩を並べたい、近付きたいという想いに溢れていましたね。

 

タイトルも『ヨダカノホシ』

 

 

そして最後に出たー!!ピーピングトム

 

以前は名前とビジュアルだけでしたが、今回サラッと『シオエク』に絡みましたね。しかも見下した態度で。

 

若い芽を摘もうというのか?

 

サインを求めたコスモが大ファンだと言ったものの、好きな曲が1stアルバムのものばかりだったのに気を悪くしたのか、酷い仕打ちで返しました。大人げないにも程があるムカムカ

 

「もしや、これで後のコスモの演奏に響くのでは?」と私は心配したのですが、そうではなく逆に闘志がみなぎっていて良かった。

 

それもトヨタ(『生きし地に陽見入り居』Vo.)は飄々と淡々とスルーしたけど。

 

 

さて次号は どうなるのか??

 

顧問のすばる先生がいないのは、ちょっと寂しいなぁ。