結婚記念日&私の誕生日のお祝いってことで、美味しい物でも食べに行こうと ちょっと遠出を企んでいたものの 台風接近で生憎の空模様・・
直近では佐賀と山口へ行っていたので熊本か大分へ出かけようとリサーチしていたんだけれども、天気予報を更新するたびに降水確率がどんどん上昇して「南下はダメだ」と悟り
比較的 降水確率の低かった長崎へ向かうことにしました。
長崎は市内と佐世保へ3回ほど訪れていたのですが、今回は行ったことのない雲仙・島原に
右の山の上、モクモクしているのは
雲ではなく『地獄』の白煙(湯気)です
雲仙というと1991年に起こった普賢岳での大規模な火砕流を覚えている方も多いかと思います。
1991年6月の火砕流では43名、1993年6月の火砕流でも1名の方が亡くなられています。
もう あれから30余年経過、活火山だから いつ噴火してもおかしくはないし、ちょっと恐々ながらも どちらも被害があったのは偶然(?)6月ということもあり、慰霊の意味もこめて訪問しました。
急な山道を上っていくと、だんだんと硫黄の匂いがしてきました。
『おしどりの池』
オシドリ・・まるで我々夫婦みたいじゃないですか?(オシドリは言うほど、オシドリ夫婦ではないってとこも微妙に似ているw)
まずは腹ごしらえからってことで『お山のカフェレストラン グリーンテラス雲仙』へ。
洋食のお店で、雲仙牛や長崎名物などが頂けます
レストランの向かいにはカフェもあります。
店内は白を基調としたシンプルで落ち着いた雰囲気。
夫は長崎名物!トルコライス(グリーンテラス風オムトルコ)をチョイス。
トルコライスはトンカツ+ピラフ+スパゲティが基本とされていますが 色々お店によってアレンジされていて
こちらのお店ではピラフがオムライスになっていました(カツに隠れて見えないけど)。
私は1日5食限定の雲仙牛カツ オムハヤシを頂くことに。
やっぱり限定品に弱いですね
つやつや卵のオムライスに、レアな赤身のお肉が6切れほどソースにお行儀よく並んでいます。
ハヤシライスってことで甘い味を想像していたのですが、オムライスにも牛カツにも合うデミソースで甘みは さほどなく上品かつ濃厚な味わいでした。
オムライスを割った写真を撮り忘れたのですが、中身は雑穀米を使ったバターライスで美味しかったです。
肝心の雲仙牛ですが 赤身特有の歯ごたえがあり、和牛ってもっと柔らかいイメージだったのですが鶏でいうところの地鶏のような(牛を鶏で例えるなっ)
噛めば噛むほど そのお肉本来の味が楽しめる肉肉しい食感でした。
思ってたんと、ちょっと違ったけど・・
赤身好きには堪らないと思います。
私はマグロなんかでも赤身よりトロ(脂)が好きなタイプなので、味の感想が適当で すみません。
夫とお肉を交換しましたが、逆にトンカツは私の好きな脂身が多くてジューシーで溶けるように柔らかくて、夫も美味しいと喜んでいました (柔らかい=美味いってわけではないけど)
大盛があったので夫に勧めたのですが「大盛にせんで(=しなくて)良かったー」というほど見かけよりもボリューミーで
私自身も もっと他のお店でも色々食べたかったのですが、後々入らないほどに お腹がいっぱいになりました。
二人とも歳をとって食が細くなったようです・・・
敷地内には綺麗に芝生が敷かれ、利用客は足湯なども楽しめるようになっています。
ロープで近寄れないようになっているけれど、これは源泉なのかな?
このお隣にタープがあって、座って足が浸けられるようになっています。
解説には『焦熱地獄温泉 ヘレン・ケラーの湯』とあり、元々ここは『雲仙ホテル』の跡地で
1937年にヘレン・ケラー女史がホテルに宿泊した際 温泉を楽しんだことに因んで名付けられたんだそう。
我々は利用しなかったのですが、他のお客さんで利用されている方もいました。
温泉地ならではですね
「地獄めぐり」へ つづく・・・。