島内を見学できるのも、ここ第3見学広場で最後。
今まで炭鉱の作業場に関する建物の数々を見てきましたが
今回はここで働く人達が暮らす住宅です。
↓画像左から31号棟、手前の黒っぽく立方体に見える建物が30号棟アパート。
この30号棟は日本最古の
7階建て鉄筋コンクリート造りのアパートだそうです。
時代の最先端だったわけです。
これらのアパートには売店や浴場、郵便局や理髪店などがあったそう。
狭い島にたくさんの人が働きにきて またその家族も共に暮らしていたので、
最盛期には5000人を超える人が住んでいたとのことです。
その人口密度は実に東京の9倍!
島は周囲1.2km(東京ドーム1個半にも満たない狭い土地←逆に解りづらいw)で
そのうち半分は炭鉱の施設があったので人が住める場所はごくわずか。
どれだけギュウギュウだったか解りますよね (いや、解りづらいってば)。
だから上へ上へと建物を高くする必要があったというわけです。
また別の意味でアパートが高層なのは、
作業場を海の高波から守る防波堤の役目も兼ねていたそう。
肝心なライフラインですが、忘れてはいけないのが ここは島です。
それも小さな島。
後々 海底ケーブルで電気が送られ
海底送水管で水が送られ、ガスはプロパンだったらしいです。
ものすごい莫大な費用がかかっていますよね。
でも、それだけ重要な場所だったということです。
工員達のお給料も良く、住民は裕福な暮らしをしていたようです。
当時、テレビ・冷蔵庫・洗濯機などまだ一般家庭には あまり普及していませんでしたが、
この島では ほぼ全世帯にあったことからも その生活ぶりが うかがえます。
上陸時間は市の規定で1時間以内と決まっているので
このツアーでは約40分間 見学できました。
本当は内部を見学したいところです。
どこかに隠れていようかと本気で思いましたw
今回午後のツアーだったけれど午前のツアーだったら
そのまま居て午後のツアーに紛れて帰るなんてこと出来ないかな~w
(良い子のみんなは絶対真似しちゃダメだよ)
まぁ無理でしょうけどね^^;
合法的に立ち入り禁止区域に入る手段を模索しています。
⑥へ続く。