私が中学受験をしたのは、もうかなり前のことです。今のように名古屋地区で中学受験がポピュラーではなかった頃の話です。
今では当たり前のように週4.5回は塾に通うものでしょう。それも通塾開始は3年生か4年生あたりではないですか。もっと早い人もいるでしょう。
しかし、私が受験準備を始めたのは5年生の秋のことです。通塾は土曜日だけの週1回。河合塾に通っていました。
平日は自宅で一生懸命に自学自習をしていたかというと・・・そんなこともありません。塾の予習は適当に、算数なんて最後の難しい問題だけやって雰囲気を掴むだけでした。
習い事もたくさんやっていて、ピアノ・エレクトーン・習字・英会話、受験勉強は習い事の一つ程度にしか考えていませんでした。
受験結果はというと、試験が終わった直後に、私が母親に言いました。
「たぶん合格だと思う」
今は私自身が、中学入試の指導をしていて感じるのです。
「あの頃の私は天才だったんだな」
私の教え子にはラサールや東大寺学園に進学した生徒もいるのですが、そんな生徒を教えていても、
「今教えていることは、私は自分で気がついてできていたはずだな」
そんな私でしたが、徐々に才能を食い潰していきました。