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ミルクのブログ

横浜DeNAベイスターズファン。

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皆さま、どうぞ宜しくお願い致します(*´▽`*)

 今日、2月20日。ベイスターズ練習試合の放送をテレビ観戦することができました。

 ベイ主催ならばケーブルテレビの「TBSチャンネル2」に。今日は相手チーム、ジャイアンツ主催だったので「日テレジータス」にチャンネルを合わせての視聴。

 心行くまで試合を最後まで観戦したあと、特に見たいものがなかったので消してしまえば良かったのですが、なんとなくチャンネルはそのままテレビをつけっぱなしに。ジャイアンツのさよなら試合特集、記念ヒット特集のようなものが延々と流れているのを横目に、私は読書の続きをしていました。

 

 ちなみに、今読んでいるのは雹月(ひょうげつ)あさみ著『トイレで読む、トイレのためのトイレ小説』

 

 

 この小説の1話目『ミッションクリア』を読み終えまず頭に浮かんだのが、短編の名手として名高いアメリカの小説家、オー・ヘンリーでした。彼も世からそう呼ばれるだけのことはある、一万字未満の物語の中にしっかりとした起伏と厚みを持たせたストーリーを見せてくれる小説家さまです。その物語のラストが毎話、予想もつかない秀逸なオチで。雹月あさみさんの小説は、そんな彼を思い起こさせるものでした。

 そう、雹月あさみさんは間違いなく短編の名手です。それぞれのお話が1話2500字前後でしょうか。オチが毎話すごいのなんの。「あはは、そうだったのか」「ああ、良かった」「やだもう、騙された!」などなど、その回によって抱く読後感が全く違う。本当に面白かったです。 

 そしてまた、それだけではなくて。

「彼らのこのあとの人生、これまでの人生も見てみたい」と思わせるようなストーリーでありオチなのですよ。これがすごいなって思う。本当に。

 

 そうそう。作者であられる雹月あさみさんのお人柄溢れる「あとがき」がとっても素敵でした。

 以下一部抜粋。

 

 ◇◇◇

 トイレには細菌が多数存在しているので、トイレ読書は衛生的に良くない、と言われる方もいらっしゃると思います。実際にそうなのだと思います。

 ただ、日本のトイレは世界的に見ても清潔でとても恵まれたトイレ環境だとも思っています。本編でも少し触れていますが、世界には安心して用を足せるトイレすらないところもあります。

 どうか安全な水と、きれいなトイレが世界に増えますように。

 ◇◇◇

 

 2巻目も発売されています。みなさまもトイレ小説を堪能してみてはいかがでしょうか(*´▽`*)

 

 

 おっと。

 ついつい、本の紹介に夢中になってしまいましたが、久々に1日のうちに2記事目を投稿したくなったのは野球絡みのお話をしたくてでした(苦笑)

 話を元に戻します。気持ち良く巨人に勝利した練習試合終了後も、誰もテレビなど見ていないのにつけっぱなし。

 そんな中、ふと長女が呟いたんです。「長嶋茂雄ってそんなにすごい人だったの?」

 

 思わず本から目を外しその視線をテレビに向けてみると、アナログチックな画質で放送されているジャイアンツの試合のようでした。

 耳を澄ますと「長嶋茂雄、引退試合」という言葉が聞こえてきます。

 ――これってもしや……。

 思わず番組情報を見るためにリモコンのボタンを操作すると『長嶋茂雄、引退試合』とはっきりと書かれているではありませんか!

 ――これは見たい! 見よう!

 夢中になって読んでいたトイレ小説を脇に置き、そのまま引退試合自体を楽しむことにしました。

 見始めて真っ先に思ったのが「こっちのほうが好きだな」です。

 なんのことだと思います?

 

 画面に表示されるストライク表示のことです。

 昔のスタイルは、ストライクが上、ボールが下だったのですよね。「ツーストライク、スリボール」という感じ。

 それがいつしか、大リーグに合わせて(?)ボールを上、ストライクを下にと変えられてしまいました。「スリーボール、ツーストライク」ですね。

 私は昔のスタイルのほうが好きです。大袈裟だと笑われてしまいそうですが、郷愁すら覚えてしまったのですよ。

 また、若い長嶋茂雄さんや王貞治さんのユニフォーム姿がとっても新鮮で、でも、画質はとってもアナログチックで、そのアンバランスな感覚が刺激的で良かったです。

 

 そうして心から試合を楽しんだあと、話に聞いていただけの「あのセリフ」を生(と言わせてくださいね(苦笑))で聞くことのできる瞬間を、今か、今かと待ちわびること数分。

 いよいよ長嶋茂雄選手がマイクが用意されたマウンドに向かい、最後の挨拶が始まりました。

 長嶋茂雄さん、お上手でした。良い人に見せようという計算など全くない、心に浮かんだ言葉を素直に発しておられる印象を受けました。この挨拶の中で、特に私の心に突き刺さってきた言葉があります。

「体力の限界を感じ」という言葉です。

 長嶋茂雄さんのこれまでを存じ上げているわけではありませんが、バットをしっかり振り抜くことができていたと思います。

 サードの守備で腰が高いことも、足がもつれていることもありません。

 ――もったいないな……。

 心からそう思いました。

 でも、ご本人が感じたのですから、周りがどうのこうの言うのはナンセンスということになるのでしょうね。

 野球人として幸せですよね。

 もっともっと選手として野球と関わっていたいと乞い願っても「戦力外通告」を言い渡される人がたくさんたくさんいる中、自身で「もう選手として動くのは限界」とその引き際を決められるのですから。

 そんなやりきれない思いを抱えていたところで、とうとうあの名ゼリフを耳で聞く場面が唐突にやってきました。

 

 ◇◇◇

 わたしは今日、引退をいたしますが、我が巨人軍は永久に不滅です。

 ◇◇◇

 

 鳥肌が立ちました。長嶋茂雄が長嶋茂雄たるにこれしかない、という魂からの叫びに感じたからです。

 

 長嶋茂雄さん、大変お疲れさまでした。今の巨人軍も、この長嶋さんの精神を立派に受け継いでおられるのではないでしょうか。これからも、選手が「我が巨人軍」という想いを胸に抱きながらプレーしていってくれることと思います。

 ……お体が不自由な中、最近は精力的に表に出てこられている印象を受けております。どうぞご無理だけはなさいませんように。

 

 我々ベイスターズのほうも負けてなどいられません。巨人軍に嫌がれるような試合を見せていってくれることと思います。

 お互い、自分が愛するチームを本気で応援、ですねヾ(≧▽≦)ノ