親父の告別式でのこと
家族葬でやる事が決まっていたので遠い親戚のジジババさん達は呼ばない。
出棺前のお坊様が読経に入る前
匂いがした。
明らかにそのホールには無い匂いだった。
他のみんなはと、様子を伺ってもなにもない様子。
しかし、なんだか知っている匂いだった
そうこうしてる間にお坊様の読経が始まり
焼香も進んでいった。
気がつくとその匂いは無くなり
親父の棺桶からの匂いか、と思ったがそんな匂いはみじんもしなかった。。
そして一連の流れが終わり出棺。
焼き場に着き、時刻通りに終了し
親父は骨になった。
兄貴と兄貴の奥さんも参列していた。
兄貴の奥さんは外国の人で明るい方だった。そんな奥さんが片言ではあるが車の中で話し始めた。
奥さんの話しでは、お坊様の読経のだいぶ前から変な匂いがしてきてその匂いは親父が入院していた病室の匂いだったと!!
その話しを聞いておもいだした!!
そうだあの匂いは確かに親父の病室の匂いだった。そして実は兄貴も匂いを感じていたと話した。
そして、兄貴の奥さんは親父の声でありがとうね。と言われたようで。
さすがに自分も兄貴もそこまでは聞こえなかった
もともとそういうのを感じる人みたいだ。
やはり出棺前の匂いは親父が居たということだった。
最後の別れだからかな
親父も向こうでおふくろと会えるのかな。
ま、向こうでも夫婦げんかしてることだろう(笑)