Tamron 35-150mmを保育参観で使ってみました。

(プライバシーのため、写真は載せていません)


まず、屋外の体操の様子を撮影。

屋外(園庭)だと150mmじゃ足りないのはわかっていましたが、DXクロップした240mm相当でも、特定の人物のクローズアップとしては足りないですね。

もともとDXフォーマットの18-250mmを使っていたので、400mmクラスが欲しくなりますね。


その状態で明るいレンズが必要かというところですが、ボケという観点では、特定の人を狙っても周りの被写体が映り込んでしまいAFがそちらに合わせてしまうことが多いので、ボケ狙いで開放にするのも実用的ではなさそうです。

絞り側は、f/8だとまだ被写界深度が浅く、広範囲を写そうと思っても思ったよりボケてしまう感じ。f/11ぐらいでちょうど良いか、f/16だと圧縮効果が強すぎてちょっと不自然な写りになります。

(ここら辺は、このレンズに限った話ではありませんが、Nikkor Z 24-120mmの方が絞ったところでも解像感はいい気がしました。)


次に教室(屋内)での撮影です。

まず感じるのは35mmだとちょっと広角が足りなく感じます。特に最近のスマホの画角に慣れているとそう思うかもしれません。

望遠の150mmは、教室ぐらいの広さ(最長8mぐらい)では十分ですかね。


絞りについては上で書いた印象と大きく変わりませんが、一人一人を切り取るような場面では、f/2〜4辺りを使うことで、単焦点レンズ並みの解像感と背景ボケを味わうことができます。

流石にポートレート望遠レンズを謳っているだけありますが、実際にファインダー越しに見るだけでも驚きを感じるレベルでした。


Nikkor Z 24-120mmに対して、絞ったところの解像感は劣るように感じましたが、開放側は同程度に素晴らしい解像感で、24-120mm以上の滑らかなボケを楽しむことができます。

記録用レンズとしては画角が中途半端な気もしますが、単焦点レンズの写りが好きな方は購入の候補に挙げても良いのではないでしょうか?

そうでなければ、ただ思いだけのレンズになってしまうので、Nikkor Z 24-120mmや28-400mmの方が万能でいいと思います。