阪神タイガースファンは、なぜ“現実を直視しても信じ続けられる”のか
――その答えは戦績と「タイガーアイ」にありました
阪神タイガースの戦績表を、最初から最後までじっくりご覧になったことはありますでしょうか。
1936年から2025年まで並ぶその数字は、決して「栄光」だけを語っているものではありません。
むしろ目に飛び込んでくるのは、
2位、3位、4位、そして6位という順位の多さです。
優勝の年は確かに存在します。
しかし、その合間には必ず長い低迷期や、あと一歩届かないシーズンが続いています。
それでも阪神ファンは球場へ足を運び、
テレビの前で拳を握り、
「今年こそです」と言い続けてきました。
これは楽観主義ではありません。
現実をしっかりと見据えたうえでの信念なのです。
データが示す「阪神ファンの耐久力」
戦績を冷静に見ますと、阪神タイガースは創設初期こそ圧倒的な強さを誇っていましたが、
戦後以降はAクラスとBクラスを行き来する球団であることが分かります。
1978年の勝率.339
1987年の勝率.331
1990年代には6位が続いた、いわゆる暗黒期もありました。
数字は正直です。
しかし、その現実があっても、ファンは離れませんでした。
むしろ、ファン自身が鍛えられていったと言えるでしょう。
Tiger-Soul (タイガーアイショップ)
「虎の眼」を持つ者だけが、数字の裏を読むのです
ここで登場するのが「タイガーアイ」です。
古代エジプトでは「天の瞳」「第3の眼」と呼ばれ、
ローマ帝国時代には戦場に立つ兵士たちのお守りとして用いられていました。
タイガーアイが象徴する意味は、
・真実を見抜く洞察力
・恐れを直視する勇気
・揺るがない精神力
これらは、長年阪神ファンが培ってきた資質そのものではないでしょうか。
戦績表を見て、
「今年は厳しいかもしれません」
と分かっていながら、
それでも応援を続ける。
これは盲目的な信仰ではありません。
すべてを理解したうえで、それでも信じるという覚悟なのです。
1985年、そして2023年・2025年
1985年の日本一。
そして長い年月を経て迎えた2023年、さらに2025年。
失敗を重ね、数字を積み上げ、
ようやく辿り着いた頂点でした。
この瞬間、多くの阪神ファンはこう感じたはずです。
「やっと報われました」
それは偶然や運の結果ではありません。
現実を見続ける“虎の眼”を失わなかった結果なのです。
阪神ファンは、もともとタイガーアイ(愛)を持っています
もしかすると阪神タイガースファンは、
最初からタイガーアイの資質を備えているのかもしれません。
期待しすぎません。
しかし、決して諦めません。
勝っても驕らず、
負けても逃げません。
この姿勢こそが、
阪神タイガースという球団を支え続けてきた、
最大の“宝石”なのではないでしょうか。
数字を見たうえでなお、応援し続けられる人だけが、本当の意味で「虎」を名乗れるのです。





