弱小時代のスタジアム | 敬天愛人

弱小時代のスタジアム

またまた更新っす!

気合入れすぎかな・・・

ま、そのうち飽きると思うのでそれまでお付き合いください。


今日は、弱小時代のスタジアム観戦の感想について書かせてください。

弱かったころのスタジアムは、駒場、大宮競技場、国立と何回か行きました。

大宮以外はゴール裏ではなかった記憶があります。


一番印象に残っているのは、確か中学か高校1年ぐらいに行った大宮競技場。

めっちゃ狭くて、選手近くねー!?って思いました。

このスタジアムでは印象に残っているシーンが二つあります。


一つは岡野。

僕の目の前までダッシュをしてきて、エンドラインを割りそうなボールを必死に追いかけて、追いついて「おーー!」って歓声が上がりました。すげーと思ったのも束の間、あとはフリーで中央にセンタリングというところで、とんでもない所に。。。

当時の岡野を象徴する一つのシーンでしたが、さすがに

「へたくそ!!!」

と叫んでしまいました。

すると横にいた美人なお姉さんに「本当よねー」って話しかけられました。

ガキだった俺は、照れてしまいおどおどしていた記憶があります。



それから、もう一つはサポーター。

今の埼スタのように歓声が異常に大きかった記憶はあまりない(大宮競技場の収容人数は多分2万ぐらいかな・・・)のですが、

熱狂的でした。

相手選手が、コーナーキックを蹴ろうとしたところ、大きなブーイングが巻き起こり、

さらに大旗で相手選手の頭をゴツンと。。。

おいおい。。。ガーン

そりゃまずいだろ。。。

速攻、警備員に怒られてましたけど、強烈な印象でした。このスタジアムは何でもありなのかと。


当時の大宮競技場(今でもかもしれませんが)は、チケット買って中に入る意味がほんとにあるのかと思えるぐらい外から丸見えで、少年団の試合のようなほのぼのとした中で行われていました。

もう、絶対あの時代には戻れないだろうな。


次は、駒場競技場。実家から近いのでサテの試合も含めて何回か訪れましたが、どれもゴール裏ではなかったと思います。

駒場で印象に残ったシーンは、これも弱小を象徴するシーンなのですが。。。


前半、全く得点の香りもしないまま前半が終了し、ハーフタイムに控え選手たちがウォームアップをしてました。

FW選手などがシュート練習らしきことをしていたのですが、、、なんと、、、15分間シュートして一度もゴールに入らず。

ディフェンス無しでですよ!!

終了間際、さすがにまずいと思ったのか、某FW選手が無人のゴールへシュート!見事にゴール上空を越えていきました。

友達と見に行ったのですが、二人で

「結局、一回も入らなかったよな。。。」

って。。。予想通り、無得点のまま敗戦しました。


もう一つ、これはサポーターのサッカー好き度を物語るシーンですが、試合前のボーイズマッチでのシーン。

試合の前座として、少年たちが試合をするボーイズマッチ。

小学生の子供たちが2万人程度のレッズサポの前で試合をするわけです。

うらやましいといえばうらやましいですが、もうドキドキでしょう。

そんな中、フリーで裏へ抜け出した子供が、絶好のチャンスをはずすとスタジアム全体から

「あーーー・・・」

とため息。

いや、相手はプロでなく小学生ですよ!!!2万人の観衆に「あーーー・・・」って。


俺なら耐えられません(T_T)。


試合をある程度真剣に見ていたからこそ、各人つい出てしまったのだと思います。


しかし、2万人集まったスタジアムでは、それが大きな


「あーーー・・・」


になり、一人の少年を襲うのです。小心者の俺には耐えられません。

ため息を漏らした人たちは、もちろん、少年を攻めるつもりはなく、

純粋にゴールに繋がらなかったことを嘆いただけなんだと思います。

大人の目線から見れば、これは、試合を見てくれているからこそであり、幸せなことだといえますが。。。

前座でも、みんな真剣に見てるんだなって思いました。


そして、国立競技場。


鮮明に覚えているのは、ガンバ戦。エムボマです。

強烈でした。レッズディフェンスは全くその技術とスピードについていけず、てんてこ舞いでした。

何せ相手はエムボマですから。その試合の彼は特にすばらしく、2、3点取られたような気がします。

サッカー選手の中にも、格の違いが存在することを初めて目の当たりにした試合でした。


当時の試合中は、味方にも相手にも面白い野次が満載でした。

「球蹴り見にきたんじゃねーぞ、サッカーしろ!」

「抗議する前に練習しろ!」

「ラグビーじゃねーんだぞ!」

(いいポジショニングに福田がいるにもかかわらず、誰もいないニアにセンタリングをあげたレッズの選手に対して)

「福!もっと前に来てやれ!とどかねーんだよ!」


(倒れた相手選手のために、担架を運んできたスタッフに対して)

「4人もいらねーぞ!3人でいいよ!」


(担架で選手を運ぶスタッフに対して)

「おせーよ!おぶってけ!」


とにかく面白い野次を言う中年親父が必ず一人は近くにいて、野次を飛ばしていました。

自虐的なのも多いため、昔の阪神ファンに通じるところがあったような気がします。


ま、ほんとに楽しかったです。今の埼スタの雰囲気も大好きですが、当時も忘れられません。


それでは、次回は・・・ついに福田選手の引退について勝手に語っちゃいますか。


それでは、皆さん、

We are Reds!