W杯まであとわずか。
もう、なんか色々とアレコレと落ち着かないですね。


そんで、いろんなニュースとかコラムとか読んじゃったりするわけですよ。


その中でとても印象的だったのが、98年のフランスW杯の時のお話。


日本はグループリーグでクロアチアと試合したんですけど、負けてしまい、GL敗退が決まったんですね。シュケル選手に決められたのを覚えているなぁ。

クロアチアといえば、キング・カズが在籍したザグレブが有名だったし、カズさんに出て欲しかったなぁ・・・


と、過ぎた事はどうにもならないので、続きを。



そんで、GL敗退が決まってしまい、当然のように日本サポーターも意気消沈。


そのとき、「クロアチアの健闘を祈ります」という横断幕と共に、クロアチアへのエールが起こりまして、その様子に驚いた実況と解説の方が感動してしまったというお話。




世界的にはよほど珍しい事だったみたいなんだけど、僕らなんかの感覚だと試合に負けた相手にエールを送るってのは、ごく普通のことなのね。

ワタシは小学生時代に地域の野球チームに入ってたんだけど、「礼に始まり、礼に終わる」ってのを叩き込まれまして。

それは、グラウンドに入る時には「グラウンドに、礼!」だし、練習や試合が終わってグラウンドを後にするときも「礼!」。チームを支えてくれる人や審判さんにも「礼!」。


当然、対戦相手にも「礼!」だし、エール交換も試合のたびにやってた。




高校野球なんかでも、試合の後は必ずスタンドで応援団がエール交換するし、ワタシも吹奏楽やってて応援にはいつも行ってたので、楽器持ちながらエール交換してました。

そんで、千羽鶴の引継ぎとかもあったりして。


勝った方は負けた方の心を受け継いで、次の試合に臨む・・・ってのが何も考えずとも普通であり、常識であるわけだ。



今大会がどんな結果になるかは分からないけど、勝っても負けても気持ちよく終われる大会になればイイナと思う。