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カレー、それは神が創りたもうた奇跡の料理


今日は横須賀で「海上自衛隊のカレーNo1」を決める熱い戦いがあったそうな。


ワタシは別件で中央(横須賀中央の事を市民は中央と言う)に行ったのですけど、確かに人が多かったですねぇ。いや、いつも多いんだけど。

横須賀の市街地って、地方都市のくせにやたらと賑やかなんですよね。田舎が背伸びしてる感とオシャレな感じが良い具合に同居してるような気がします。



元々、海外文化の流入地の一つなんですね。そもそもペリーが来たのも横須賀だし、米軍が基地を置いたってこともあいまって、なんか色々ごちゃ混ぜの文化が出来てる。


スカジャン(市民で着てる人はほとんどいない。昔、東京生まれの人に「横須賀の人はみんなスカジャン持ってると思ってた」と言われた。んなわけねー。)もアメリカの軍人さんが横須賀で作ったジャンパーが発祥だし、ジャズも横須賀EMクラブに上陸したのが広がるキッカケだったそうな。

横須賀には旧海軍の軍楽隊の人がいたこと、横須賀EMクラブが出来たこと。この2つが揃ってたからジャズの町ということになったんでしょうね。


ちなみにジャズの日本上陸最初の地は横須賀では無かった気がする。どこだっけ・・・?
あり得そうなのは、横浜とか神戸?



とと、、いきなり脱線しすぎ。



そんで、凄い行列だったり、車も渋滞してたりで。


明治時代から、海軍は毎週金曜にカレーを食べる習慣があったそうで。

元々はイギリス海軍(当時の同盟国)から伝授された習慣で、それが今でも続いてるってことらしい。

大量に作りやすいってのが大きな理由なんだろうけども、毎週金曜に必ず食べるというのにも理由があって、海上勤務だと曜日感覚が無くなるので、カレーを決まった曜日に食うことでそれを防ぐ意味があるんだそうな。ほんとかね?



ただ、海上勤務の非日常性というのは相当なもので、少しずつ精神的にオカシクなって、ある日突然、後部甲板から海に飛び込んで溺死してしまう人もいるらしい。

プライベートがほぼ存在しないことや、合わない相手ともずっと一緒にいなければならないという閉鎖性、この辺りの影響が多いということを、某一等航海士の人に聞いたことがある。そういうわけで、日常の感覚を保つことに留意してるんだろうなぁと思う。



ともあれ、その船乗りの文化と横須賀は海軍の街(旧帝国海軍~米国第七艦隊基地)ってのを土台にして、横須賀市役所の観光セクションの某さんが考え出したのが「海軍カレー」「カレーの街横須賀」なのだ。

これは図に当たったと言っていい。いやほんと、この観光課の職員には特別ボーナスを支給して良いんじゃないかしら。その功績は非常に大きい。市議会議員の誰それより遥かに市民の役に立っている。



東京の人でも「横須賀=カレー」という風に認知される事が多い。(昔は横須賀=スカジャンだったことを思えば、隔世の感がある・・・。「市民は誰も着てないからっ」って何度言ったことか)

カレーフェスティバルというのが三笠公園で年に一度開催されるのだが、これがまた凄い人出なのだ。この観光課職員の発想によって、一体いくらの金が横須賀に落とされたのか。個人的に賞賛の嵐。


そして、坂の上の雲のドラマ化によって戦艦「三笠」が人気が出てきて、それに「鑑これ」ブームが上乗せされたことで、最近では軍ヲタから普通ヲタからカレー好きまで、なんか色々入り乱れて大変な賑わいになっている。



なんか何を書いてるのかよく分からないけど、とにかく「横須賀って変な街だ」と思う。
ほんとに好きなんだけども、変な街だとは思うよ。