こんな日本代表が大好きです。

ザックさん、戦術的ファウルの必要性を説くの巻



たぶん、イタリア人のザックさんから見ると、日本サッカーは良くも悪くもクリーン過ぎるんでしょうね。


マリーシア(反則ではないが、ずる賢いプレイ)という単語を初めて知ったのは、「シュート!」っていうサッカー漫画でした。サッカー漫画は古いのから新しいのまで色々読んでるです。

シュートの作中で馬堀くん(ブラジル帰りだったっけ?忘れた)が「マリーシアも必要だぜ」って言うんだけど、読んだ当時ガキだったワタシは最初はモヤモヤしたけど、まぁ勝つためには必要かもしれんなーと思うに至り。




それはさておき、ザックさんがわざわざそう言わないといけない、そんな日本代表のクリーンさがワタシは大好きなのです。

自分達は特別にクリーンファイトを意識してるわけじゃないと思うんだけど、いつの間にかそうなってる日本人っぽさがイイ。たぶん、この手の精神構造は葉隠武士道辺りが影響してるんじゃないかと睨んではいるのだけど、その辺りもいつか考察してみたいなと思っている。




なんだけど、ここんとこの代表はヤバイ気配に満ち満ちてますね・・・
セルビア戦は"良いところなんてひとつもない!"と頭を抱えたくなるようなアレでしたし。


セルビアといえば、個人的にちょっと思い入れがありまして。

いや、全然大したハナシじゃないんだけど、米沢穂信さんの「さよなら妖精」っていうワタシが一番好きな小説があるんだけど。


ジャンルとしては、ボーイ・ミーツ・ガールであり、また日常の謎系なんだけど、お話の中で旧ユーゴスラヴィアとその内戦が大きく関わってくるのね。なんで、日常の謎とユーゴ内戦が繋がるのかは読んでクレ。読後に心の空隙ってヤツを残す作品であることは間違いないので、その手の作品が苦手な人は避けてくだされ。

ブログでも取り上げようと思ってるんだけど、いろいろ考えるところがあって「さよなら妖精」については、まだ書けないなーと思ってる。


米沢作品では映画化された「インシテミル」やアニメ化された古典部シリーズが有名だけど、実は最高傑作は「さよなら妖精」だと思ってます。




まー、そんなわけでユーゴ内戦を乗り越えたセルビアが強かったってのが、個人的に嬉しくもあり。そんなセルビアがW杯に出場できないというのが、ヨーロッパサッカーの深みだなぁと思ったり。